category: MEMO  1/1

見慣れない言葉

僕の書くものにはときどき見慣れない言葉がちりばめられる。前世代の作家が思う文章読本を読んでいても、言葉なんてなければつくればいいという。まったくその通り。親しさは「親しみ」 これはわかる なのに美しさの「美しみ」、嬉しさの『嬉しみ』 ちょっと見ない。そんな言葉がないならつくればいい。したがって誤字ではないわけですよ。小説は無味乾燥な現代文ではないのです。白い裸身の後ろ姿の美しさ。これを「白い立ち背...

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間の手抜き

むかしむかし、あるところに、ヘボ作家がおりました。僕のことです。あのころ書いたものが気に入らない。どこがどう気に入らないのか。いっぱいありすぎて、どことは言えない。「ねえ・・・それってどういうことよ・・・だって私・・・」そんな会話の一行にも気に入らないところはあって、『間』の手抜きなんですよ。それで書き手の想いが伝わる時代になったのか。おそらく違う。読む側で、そういうものだと表現に馴らされてしまっ...

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