archive: 2014年12月  1/2

陵辱官能 鬼祭(五話)

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 美由起と陽子が島に着いた夕刻、二人は牡島に上げられて男たちの中にいた。今夜も二十二人が揃っている。それは美由起にとっても陽子にとっても二十二人の夫たちとの再会だった。牡島に住む女たちは明日の鬼祭のために牝島に行ってしまい、牡島には男たちと年寄りだけが残っていた。もちろん都会から来た二人の女のことを知る年寄りたちは、島にいくつかある別の家々に引きこもって出てきていない。 最初のときほど大袈裟ではな...

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陵辱官能 鬼祭(四話)

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「綺麗だ・・」「うむ綺麗だ・・」「まさに女神・・」 ブラが消えると乳房が転ぶ。 パンティが消えると白い性を黒い毛が飾っている。 全裸の男鬼二十二人の視線が美由起の女体を舐めていた。若い鬼たちは欲情を真上を向くほど勃てていた。 美由起は、そんな鬼のひとりひとりに歩み寄り、女神としての抱擁を与え、膝をついて鬼の尻をそっと抱き、イキリ勃つもの、いまはまだ萎えたもの・・それぞれの先端にキスをした。 二十二...

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陵辱官能 鬼祭(三話)

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「よし行くぞ!」「おおう!」 藪の中に迷いに迷い、ずいぶん走った気がしていた。なのに男たちの歓声がすぐ後ろに聞こえる気がする。 背丈ほどの高さの藪は鬱蒼と深く、迷い込むとどっちへ向いて歩いているかもわからなくなる。夢中で歩き、一度海に出てしまう。藪がなくなると鬼から見通せ、すぐまた引き返して藪に踏み込む。 ここまで来るその間にすでに数カ所トゲにやられた。Tシャツに隠れない二の腕に浅い引っ掻き傷がで...

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陵辱官能 鬼祭(二話)

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 翌朝よく晴れた南海の空の下、二隻の漁船に男二十二人と女が一人、分かれて乗り込み、船は牡島(おと)と牝島(めと)二島のちょうど間あたりに浮かぶ、婚藪(くながぶ)と言われる小さな島を目指していた。 婚藪は周囲数百メートルのちっぽけな島。ほぼ円形で、波打ち際の岩礁帯のほかは一面背の高い南の植物に覆われていた。遠くからだと空飛ぶ円盤を海に浮かせようなものであり、島を覆う植物に青いものと赤みのあるものとの...

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陵辱官能 鬼祭(一話)

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「ねえ、このあいだの話考えてみた?」「え・・ええ、まあね。でも・・」「煮え切らない女よね、あんたもさ」「だって、いくらなんでも・・」「いいじゃん、結婚前の一夜の夢だよ。海の男たちに囲まれて女王扱いされるのよ。女の人生いっぺんぐらいそんなことがあってもいいと思うけど」「じゃあ、あなたが行けばいいじゃない、そう言うなら」「あたしはダメよ、知ってるくせに」「そっか・・レズだもんね、男は嫌いか」 この子、...

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爽やか不倫 風をきって(終話)

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  雲間に美しい欠け月が浮いていました。  満月は、いまはもう好きじゃない。  月は弱く生まれ三日月へ半月へと光を増して、  満ちる月となって輝くものよ。  けれども女の姿を見るように、  いつかまた欠けていき、弱くなり、  やがて、ふっと消えてなくなる。  私の光は二人の娘が受け継いで、  満ちる月へと育っていくわ。私はもう  満月には戻れないと思うから、  満月は、いまはもう好きじゃない。「い...

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爽やか不倫 風をきって(八話)

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 娘らに見せられない下着が増えていた。洗濯にも困ってしまう。 ひらひらのスカートも、そこあっても不思議はないけど普段はちょっと着にくいもの。見ているだけでも嬉しくなるもの。 明子は、それらを明日着られると思うだけで高揚する心を抑えられなくなっていた。夫の単身赴任が正式に決まった。大阪支社。短くても向こう一年、長いと二年は家を空ける。 夫に申し訳なく思うより、指折り待つ気持ちの方が強かった。 一月二...

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爽やか不倫 風をきって(七話)

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 木曜日がいつも空いてるわけではなかったわ。それも前もって予定があってダメなのならともかくも、私の場合ほとんどがイレギュラー。中一と小四の娘が二人。上の子にもいろいろあったし、まだ幼い下の娘なんて風邪をひいたりおなかを壊したりで、それが木曜日に重なるとお手上げなのです。 彼とのサイクリングがドタキャンになっちゃうとがっかりしたし、彼にだって申し訳ない。子供の小さいうちはしょうがないよと言ってくれて...

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爽やか不倫 風をきって(六話)

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「知らないわよ、そんなもん! 忘れたのはあんたなんだからママのところへ持って行きなさいよ! 謝ればいいじゃんか!」「だってお姉ちゃんが机勝手にいじるからじゃん!」「あー、るっさいわねー! あんたが汚くしてるからでしょう!」「なんで叩くのー! ぅえ~ん!」 夕食の支度をしているときだった。子供らの部屋から言い争う声が聞こえ、上の子が手を上げたらしく下の子の泣き声が家中に響き渡った。「またはじまった・...

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爽やか不倫 風をきって(五話)

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 東名厚木から小田原へ。伊豆へ向かう真鶴道路に入ると左の眼下に、白い波頭を立てて幾筋もの波紋の寄せる冬の海がひろがった。浜島さんのことだからクルマも派手さのないセダンに決まっていると思っていたけど、やってきたのは白い大きなステーションワゴン。荷物室が広く自転車を横にして積めるらしい。自転車のほかに釣りが好きだということも私はこのときはじめて知った。彼のお店にもずいぶん通っていたけれど、彼のことをほ...

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