archive: 2015年02月  1/4

スポンサーサイト

No image

  •  closed
  •  closed

林檎(一話)

No image

海の見えるペンションでした。独り旅でここに来て、食堂の片隅に置かれてあった古い絵本を手に取った・・・辛くなって閉じていた。 「お一人ですかな?」 「え・・・」いいお歳のおじいちゃんです。宿のエプロンを着けてます。 「こちらの方・・・?」 「そうそう・・・ふふふ・・・娘夫婦がやってましてね、手伝っているん です。ぼーっとしてると、ほら、ボケちゃうでしょ・・・ふふふっ」シワでくちゃっとした顔の中で、丸い目...

  •  closed
  •  closed

林檎(イントロ)

No image

あかくてきれいなりんごのなかに うちみがあってどろのついた りんごさんがひとつある。おおかぜでおっこちて おやまのうえからころがりおちたりんごさんです。あかくてきれいなりんごさんはうれていき うちみがあってどろのついたりんごさんが ぽつんとひとつ。おとこのこがてにもって いうのです。「こんなのいやだぁ、ほかのがいい」ほかのはみんなうれていき うちみがあってどろのついたりんごさんがのこってる。うちみ...

  •  closed
  •  closed

女の口(終話)

No image

姉は藤城涼子、三十六歳、家庭があって子供もいます。私は柴田律子、 三十三歳、バツイチになったばかりの単身生活。そして小坂裕美枝は三十歳で未婚の女性。私たち女三人の絆は切れるものではありません が、それにしても姉には姉の暮らしがあって、私たちのマンションへ通い になるのは仕方がなかった。 私は私のマンションに裕美枝を呼んで同居・・・いいえ、女同士の同棲 生活をはじめていたのです。 死神の手よりわずかに早く...

  •  closed
  •  closed

女の口(二話)

No image

でも・・・このときはまだ、遠からず救助されると思っていた私たちです。 私たちをここまで運んだ船の船長さんが、バリ島ではなく別の島に立ち寄ったところを地震に襲われ、倒壊した港の建物の下敷きになって死ん でいようなどとは思ってもみないこと・・・ガイドの若い男性も離婚していて独り住まい・・・いなくなっても行き先は誰も知らない・・・私たちも裕美枝たちも、ものの数時間で行って戻れる外出をいちいちホテルに告げた...

  •  closed
  •  closed

女の口(一話)

No image

ベッドで裕美枝は子犬のように裸身を震わせ達していきます。私との性、 姉との性、そして私と姉に裕美枝を加えた三人での肉欲・・・裕美枝は私や姉に見守られていることがすべてのように裸身を震わせ果てていく。 生存の瀬戸際で生まれた絆がいかに強いか、私も姉も、貪欲に乱れる裕美枝の女体を見ていて思うのです。 乳房を揉まれ乳首を吸われるだけで果てていき・・・女の花芯をいじられ て果てていき・・・私や姉の腰につけたゴ...

  •  closed
  •  closed

話術(終話)

No image

人生という長編小説のような女の綴りに、主人には見せられない性欲のページができてしまった。 彼は言うわ、その著者はあくまでおまえでなければならないと。だからこそ、俺の前では「だってだって」を許すのだと・・・。 深いと思う・・・やさしいと思えるし。そんな彼に応えるために牝になってく・・・本能のまま乱れる牝に・・・。 愛なんて文明の後付け解釈・・・確かにそうね、本質は肉欲ですもの。 貫かれ、衝かれ衝かれて・...

  •  closed
  •  closed

話術(四話)

No image

堤防の手すりにカラダをあずけて海を見ていた。そんな私の後ろ姿に彼がぴったり寄り添った・・・ビクッってして・・・。スカートのヒップが硬くなるほど、お尻がキューって締まる感じ・・・。だって・・・だって・・・あたるんだもん・・・彼のアソコが・・・。 「ホテル直行なんて、いかにもだからね」 「う、うん・・・」 「でも時間が足りない」 「そうね」 彼とはこれで何度か会ってきたけど、家に戻った私が、苦しいことを言...

  •  closed
  •  closed

話術(三話)

No image

なによなによと思いながら言うことをきいてしまう・・・不思議な感情。それまでになかった何かを見せてくれそうな、彼って、そんな人だから。 「ミニ、ナマ足、赤いパンティもしくはノーパン」 困らせることばかり意地悪に笑って言う・・・子供っぽさが好き。 調教されてる感じがする。SMチックがいいのかな・・・とも思ったり。でも・・・すっかりその気になってる私がいる。浮き立ってる。 変わって実感が・・・肌に艶が戻った...

  •  closed
  •  closed

話術(二話)

No image

「俺をしゃぶるつもりでオナニーしろ」・・・その声が・・・、 言葉ではなく、そのときの彼の声が耳に残って消えてくれない。独りになって冷静になれたとき、カラダの熱はひいているのに、心が騒いでしかたがない・・・私はもう抱かれる支度はできていた。 抱かれて乱れる私の姿が想像できて、でもだから、ちょっと腹も立っていた。わけもわからず口惜しくて・・・。誘われてもちょっとやそっとじゃのらないぞって思ってる。ところ...

  •  closed
  •  closed

話術(一話)

No image

なっちゃった・・・が口癖でした。 「こんなことになっちゃうなんて」だって言えなかったんだもん・・・そんなことを、いつものように考えもせず口にして、あの人にチクリと言われてしまったの。 「言わなかっただけだろう」 「だって・・・」 「こんなことにシタんだよ、なっちゃった・・・のではなく」 「だって・・・」こういうときの私の反論は、だって、だって・・・もういいわ!で、キレて終わることがほとんどで・・・でも...

  •  closed
  •  closed
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。