陵辱官能 鬼祭(四話)

「綺麗だ・・」
「うむ綺麗だ・・」
「まさに女神・・」

 ブラが消えると乳房が転ぶ。
 パンティが消えると白い性を黒い毛が飾っている。
 全裸の男鬼二十二人の視線が美由起の女体を舐めていた。若い鬼
たちは欲情を真上を向くほど勃てていた。
 美由起は、そんな鬼のひとりひとりに歩み寄り、女神としての抱擁
を与え、膝をついて鬼の尻をそっと抱き、イキリ勃つもの、いまはま
だ萎えたもの・・それぞれの先端にキスをした。

 二十二人の鬼たち皆が顔を見合わせ、一斉に砂に膝をついて美由
起を見上げた。
「我ら皆が女神のしもべ」
 イバラの中を全裸で彷徨った鬼たちに傷のない者はひとりとしてい
なかった。鋭いトゲで肌を引っ掻き、突き刺され、全身血だらけの青
年もいる。
 美由紀は、膝をつく年少の若い鬼に歩み寄り、丸刈りの頭を抱いて
やって、女尻を抱かせてやって、やさしく言った。
「おいで。さっきはごめんね、ひどいことしちゃったわ」
 イバラの藪に突き飛ばした少年だった。若い鬼はいいんだよと言う
ようにかぶりを振って、白い女神にむしゃぶりついて砂浜に押し倒す。

 唇を奪われて、乳房を揉まれ乳首を吸われ・・口づけが降りていっ
て、鬼たち皆の輪の中で開ききった女の奥の女神の花に顔を埋めら
れ、若い鬼の熱いものに貫かれ・・。
 次々に犯された。やさしいセックスだったが逃げ場のない陵辱。そ
れは輪姦。なのに美由紀は虹色の夢を見て、熱いほとばしりを子宮
に感じ、女神は悦びに打ち震えた。

「おお! それでどうなった?」
「どうなったじゃないわよ、私もう立てなくて。だって凄すぎる」
「あはははっ!」
「笑うな。もうね・・それから夜までずっとだよ、二十二人に次から
次から。壊れるかと思ったわ。でも私・・」
「うん?」
「幸せだったな・・鬼たちの真心が伝わるの。レイプなのよ、輪姦な
のよ。でもあれは陵辱じゃなくて愛だった。可哀想に坊やなんて引っ
掻き傷で血だらけよ。私に抱かれて感激しちゃって泣いてるの。そう
までして求愛されれば女は誰でも女神になるわ」
「なるほど・・それで今日、私を呼んだというわけか」

 美由紀はさらに言った。
「私ね」
「うん?」
「婚約、破棄したわ。計算ずくはまっぴらなのよ。男が欲しくなった
ら島へ行く、あなたのように」
「都会の愛なんてご都合ですもの。ちゃらちゃらと口先ばかり。障害
になるトゲ一本刺さろうものなら手の平返して冷たくなるわ」
「そうね」
「私はね美由起」
「なあに?」
「いまでもときどき鬼祭をやらせる。私の方から押しかけて祭りをや
ってもらうのよ。男たちを血だらけにしてやって、それに震えてイキ
狂うの。あたしだって、そうまでして求めてくれれば牝になれるし声
を上げて泣けるもん。女は犯されてナンボの生き物。ただそのとき
に男には真心でいてほしい」
「うん。でもさ陽子ちゃんよ」
「な…なにさ、その目?」
「よくも私を騙してくれたわ、私を淫乱にしたお仕置きですからね」
「あははは!」
「あははじゃないわよ、抱いて陽子、イキたいの」

 美由起と、美由起を騙した陽子という女。女同士の裸身が絡み、
腿奥の牝花と牝花が蜜を交わす花合わせの悦びが、二人の女を
溶かしていった。

 それから一月ほどが過ぎていき、次には二人揃って行きたいねと
話していたその矢先、島の男たちから面白い話が舞い込んだ。
 鬼祭の逆をやるというのである。
 大勢の女鬼が一人の男を追いかけまわす。それは男たちの鬼祭
とは意味の違うものだった。島の女がよそ者と結婚して都会に出て
いた。その旦那が浮気をし、よその女を孕ませたというのである。
 島の女たちがよってたかって旦那を責めるリンチとなる。その催し
に君ら二人も出てみろよと、そんな誘いの電話だった。

「でもそれって逆じゃない? 浮気をした旦那を責めるためになんで
女が血だらけなのよ?」
「あ、これだよ馬鹿、裸なのは旦那だよ! 女たちが山刀を持って藪
を払いながら追いかけ回すの。リンチなんだから」
「その奥さんて、それでもご主人のこと愛してるんだね」
「そりゃそうよ、だから鬼になるんだから。嫌いだったら捨てて終わ
り。それが女ってもんでしょう。男を許すための儀式だわ、見物だわ
よ、行きましょう」

 一月の間に美由起と陽子は女同士の夫婦のように同居していた。
島の男の清々しさを知ってしまうと都会の男は違うと思える。
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