快感小説

傾いた振り子時計 美由紀編

子供と家に吸い取られていく人生・・いいえ夫との夜もあるの
ですよ。あるのですけど夫はやさしすぎて物足りない。ママ友
達は私を羨ましいと言い、贅沢だと笑うのですが、命が燃えて
くれない暮らしに私はわずかな諦めを抱いていたのです。二人
目の娘が五つになり、私が醒めているせいもあってか夫との夜
も減り。
 それは性欲というよりも、私のことをわかってくれて、やさ
しいけれど断固として奪ってくれる激しいものを求めていたの
です。

「あれ、髪切った?」
「え、ええ・・はい」

 切ったと言っても、もともとママで地味なスタイル。ほんの
少し後ろを揃えた程度なのに。
 この人・・うまく言えませんが、もしやこの人かもとずっと
前から予感だけはあったのです。同じマンションの一階に住む、
バツイチの男性。歳は・・そうですね、少し向こうが上かな?
 三十六になる私。その人は四十歳ぐらい。ときどきゴミ捨て
なんかで地下に降りると逢う人でした。マンションは五階から
上が3LDK以上のファミリータイプ。それより下が2DKと
1LDKの2タイプで若夫婦向きなのですが、彼は1LDKに
単身お暮らしだったのです。一年ほど前に越して来られ、ちょ
くちょく話すようになっていた。
 お歳よりは若く見え、一見して主人とは違うエネルギッシュ
なタイプです。言葉がキレて身のこなしが速いというのか、は
っきりした男らしさのある人で。

 だけど平日の昼下がりに、なぜ?

「あれ今日は? お休みなんですね?」
「代休す。てか、消化できなかった夏休みがあって」
「そうですの」と、ちょっと頭を下げて・・胸騒ぎに気づかれ
てしまいそうで一度は背を向けた私です。
「いま一人?」
「ええ、そうですよ。上が学校、下の子はお婆ちゃんとお買い
物で」
 私の母です。それほど近くはないけれど歩けるところに住ん
でいる。下の子は今日はそのまま母のところに泊まることにな
っていた。孫二人にベタベタなのです。
「なら、ちょっと来ませんか?」
 ドキリとしました。彼のお部屋へ誘われちゃった。
 でもこのとき私はスッピンだったし、下着も古いものだった。

 え?

 何を考えているのだろうと、ちょっと可笑しくなっちゃって。
「いえね、スイカあるんですが安かったんで丸ごと買ったもの
だから、よければどうです?」
 夏の終わりでたたき売り。ウチも買ったはいいけど子供たち
が飽きてしまって冷蔵庫にあったのですが。

 このとき私、ママ友だちの晃子のことを思い浮かべていたの
です。外に彼がいて愛の部屋を・・アパートですが借りていて、
私もああなれればいいのになって思ってた。
 なんだかね口惜しいの。負けてるような・・羨望の想いもあ
りますし。
「おいでよ」
「はい。でも・・」
 美由紀! あなた何やってるの! チャンスじゃない!
 そんな声が聞こえたような気がします。
「来い」
 彼がおどけて言うのです。来いですよ。命令口調。
 もちろんジョークでそういうところが憎めない・・。

 彼のお部屋・・小綺麗だけど男クサイ。
 野球の写真が・・あ、彼がいる? 高校野球の写真です。生
意気そうなイガグリ小僧がバットを持って立ってます。
「ああ、それ僕です。甲子園には行けなかったけどね」
 座卓に座布団。スイカを出され・・でもドキドキ、ドキドキ。
 いきなりそうはならないってわかっているのにドキドキが止
まりません。
 洗濯物が無造作に吊ってあります。黒いビキニブリーフ。
 いやん・・カッコいい。 え?
 エッチなことばかりを考えてしまうのです。迫られて裸にさ
れて、悦び悶える私の姿・・。
 私を座らせスイカを運んでくれるとき、後ろ姿の彼のお尻を
追いかけて見てしまい・・干されたパンツが包んでいると思う
と、ほっぺから火が出そう。

「よさそうな人だね、旦那さん」
「う、うん・・やさしいけれど・・そうね、うん、いい人よ。
でもちょっと・・」
「物足りないか?」
「そう」
「激しい男が好きなんだ? ふふふ」
 タネをぺっぺと吐きながら笑う顔が眩しくてクラクラしちゃ
う。ほんとにパワフル。
「そ、そうかも・・」
「夜は?」
 あまりにもストレートな問いでした。
「や、やだぁ、あははは」
 ごまかすしかありません。
「減った?」
「・・」

 欲しい・・欲しい・・激情が体の中に逆巻いてる。押し倒し
て奪ってくれたら・・。

「私そろそろ帰らないと」
「あ、うん、ちょくちょくおいで」
「ちょくちょくって・・だって・・」
「下着を替えてくるんだね、いまは脱がされたくないだろう」
 ジョーク?
 いいえ、微笑みの中にまっすぐな男性の視線を感じます。
 それで私、たまらない想いがして立ち上がり玄関へ行ったの
ですが、その私の背に・・。

「美由紀」
「は、はい!」

 どうして・・どうして名を? 
 郵便受けだわ。郵便受けに家族の名が書いてある。

「好きだ」

 ああ違う、やっぱり夫とは人種が違う。
 犯される・・犯されてイカされて・・ノビちゃうかも。
 直線的な眸に見つめられ、私は視線をそらせずに吸い込まれ
ていくようで・・。

「次はノーパンだ。ふふふ」
「ぇ・・そんな・・」
「約束したよ」
「はい」

「あっ!」
 次の瞬間・・私はすぽんと抱かれていました。すごい力で引
き寄せられて、でも壊れ物を受け止めるようにふわりと抱いて
くれたのです。
 さすが野球部・・ナイスキャッチ?
 唇を奪われました。でもそれも触れるだけのやさしいキスで
す。

 お部屋に戻った私は・・胸が・・心臓が暴れています。
 それに少しの罪悪感も・・。
 ぺたんと座り込んで動けなく・・でもすぐに、とんでもない
私の変化に気づいたの。

「ああ、やっぱり・・」
 つまらないベージュのママパンツの、お花のところがヌルヌ
ルしていて・・。

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