快感小説

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一幕 両替商 若妻お郁(その一話)

 カラコロカラコロカラコロカラコロカラコロカラコロカラコロ…。
 もういい。だらだら書くな、へぼ作家。

 女の下駄音が迫ってきたんだ。
 夕刻前のことだった。大川の橋のたもとに人集りができていた。
身投げらしい。ずぶ濡れの若い女がヨヨと崩れていたのだが、助
けられて生きている。カラコロカラコロと女下駄がやってきて俺
を追い抜き、人集りに突っ込みながら言ったのよ。
 しかしま、生きてりゃいいやと素通りしようとしたんだが。行
きつけの小料理屋のちーまま熟女がお誕生日だったから、俺も
急いでいたっていうわけさ。

「イクーっ! ああイクぅーっ!」

「ぉえ? なんですと?」
 そのテの言葉に猫みてえに耳だけ向いたさ。
「あーよかった、よかったよー、お郁ちゃーん」
「ちぇっ…まぎらわしい、ドキンとしたがね」
 そんで横を通るときチラ見した。そしたらこれが三十前のいい
女。川に飛び込み、通りがかった同心ポリスに助けられたってこ
とだった。まさしく水もしたたるいい女。死ななくてよかったぜ。

 さてそんで、その翌日だ。
 深川あたりの路地裏長屋。隣りに越してきやがったお実(さね)
ちゃんが昼餉をつくって持ってきやがる。
 色メク名前だ、お実ちゃん。界隈きっての三味線屋の末娘なん
だがよ、親と喧嘩しちまって勘当されたらしくって。
 ところがどっこい気立てのいい娘でな。花も恥じらう十七で、
おメメぱっちりボンキュッボン。みにすか小袖が似合うのさ。
 どういうわけか俺とウマが合うようで、仲はたいへんよくでき
ました。
「おーおー、焼き飯かい、こりゃ美味そうだ」
「そりゃそうだわ、あたいがこさえたもんだもーん」

 そのときだった。どこぞの番頭らしき中年男がやってきて、破
れた障子の穴から覗くんだ。
「そこにいるのは誰でい?」
「はい! あのう、こちら逝かせ屋アハン様のお宅でしょうか?」
「うははは」と、お実ちゃんがゲラゲラ笑った。
 戸が開いて入ってきやがる。
「そうだけどさ、この人、伊香瀬の旦那って言うんだよ。どこの
どいつが言ったのか、逝かせ屋になっちっまったけどね。伊香瀬
安範(やすのり)様ってんだ。安範を音読みしたらアハンでしょ」
 事細かに説明するこたぁねえだろうとは思ったが、お実ちゃん
はしっかりしてるぜ。態度もデカいが尻もデカい。

 そしたらよ、その番頭の後ろから、いい女が入ってきやがる。
 ひと目でわかった。ああイクぅーっ。大川の身投げ女さ。
 名はお郁。イキそうな名前だもん、いっぺん聞いたら忘れねえ。
 黒髪もちゃんと結い上げ、着物もきっちり着こなして、見るか
らにうまそうだったぜ焼き飯よりも。
 浅草の両替商、銀行屋(ぎんゆきや)の若妻、お郁。二十九と
二月あまり。乳まわり腰まわり尻まわりと、お実ちゃんが南蛮渡
りの、かるてーに書き込んでいくんだわ。

「何だと、ニセ金を?」
「そうなのです、千両箱につき百両のニセ金を混ぜて流しており」
「10ぱーせんとかい」
「てん? はい?」
 首を傾げて微笑むお郁だったのだが、それがまたたまらねえ。
「いいんだいいんだ南蛮渡りの方言よ。それよりおめえさん身投
げしたのかい? じつはあの場に居合わせちまってよ」
 可哀想に悲しそうな顔をしやがる。悲しそうでも、いい女はい
い女。だからよけいに可哀想でいい女。
「おめえさんみてえないい女が死んじゃいけねえな。しっかりし
ろや、いい子だいい子だ」
 引き寄せて、押し倒して、尻でも撫でて抱いてやったぜ。

 旦那の悪さを叱ってやってほしいと言う。身に沁みるまで思い
知らせてやりてえらしい。いいカミさんだ、見過ごせねえや。
「ほれよ、これ使いな」
「これは何と言うものでござりましょうやら?」
「南蛮渡りの一本鞭よ」
「鞭でございますか?」
「冗談だ。わかった引き受けようじゃねえか。ついては当屋の地
下室でしんねりしねえか」
「しんねりと申されますと?」
「壊れた心をほぐしてやらぁ。性戯の味方よ、逝かせ屋アハン」

 美人ハト豆、きょとんとしてら。

「それでお礼はいかほど差し上げれば?」
 ちっちっちっと、俺は人差し指を横に振ったぜ。
「表の看板見てみなよ、常連客になってくれりゃぁ、それでいい」
 番頭が慌てて外へ飛び出して大きな声で言いやがったぜ。

「よろず性的按摩と書いてあり!」

 伊香瀬安範、変態侍。歳はあらふぉー、素浪人。
 だから言うのよ、性戯の味方だ、逝かせ屋アハン。
 いよいよ開演いたし申ぉぉーす!

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