快感小説

流砂(十一話)

奥様に言えないことがもうひとつ。寺西の家に来て早いもので二月
経った。それはきっと、あの渋谷駅のそのときから、私は一馬さんに
惹かれ ていたと思うんです。この家で二月暮らし、幾度となく一馬さ
んのお部屋にも行かせていただいた。お爺ちゃんのことでお話もし
たかった。

「母さんに聞かされたよ、爺さん圭子のことずいぶんお気に入りの
ようじゃないか。日に日に元気になってくるようだって言ってたが」
「そうですね、それはそう思います。今日なんてお部屋のお掃除し
てたら、お布団から手を伸ばされてお尻撫でられちゃいました」
「ふッ、しょうがないエロジジイだ、ふふふ・・・」
「若い頃の記憶をたどって、私をお婆さまだと思っておいでなんで
しょうね。素敵なことだと思いますけど」
「まあね・・・それはともかく圭子には頭が下がるよ」
「いいえ、そんな。でも私って・・・」
それを私、ずっと訊いてみようと思っていたんです。
「うん? なんだね?」
「Sなんでしょうか? Mなんでしょうか? ふと考えたりしています」

一馬さんね、そんな私を抱いてくれて、誉めてくれるし可愛がって
くれるんですよ。唇も重ねていた。裸になったりしてないけれどキス
だけでも奥様には言えないこと・・・今夜もそう、「圭子がSかMかは
爺さんが教えてくれるし育ててくれる。もっとも圭子次第だが・・・」
なんて、そんなことを耳元で囁きながら抱きくるんでくれていた。

そしてその翌朝のこと。いつものようにお部屋を覗くと、お爺ちゃんね、
嬉々として待ち構えていらしたの・・・
「うふふッ、可愛いマゾね、お爺ちゃん。そろそろ身動きできない縛め
を解いてあげようかしら、うふふッ」

「ぁぁう・・・しぁ・・・ぁせ・・・」

ハッとしてお顔を見たわ。『幸せ』・・・確かにそうおっしゃった。脳の
萎縮で口がきけないはずなのに・・・。
「お爺ちゃん、いま幸せっておっしゃった?」
そしたらこくりとうなずかれたの・・・間違いない、確かにそうなんで
すもの。
「あ・・・あ・・・」
私に向けられた枯れた腕が宙を泳ぐの。
「え? なあに?」
「あ・・・らた・・・ら・・・れ・・・」
『あなた誰?』・・・そうよね、そうおっしゃったんでしょう。
「圭子です、私は圭子」
「け・・・こ・・・」
「そうそう、圭子女王様ですよ、毎朝ご奉仕させてる女王様よ!」
「ぁう・・・ぁぁ・・・むぐぅ・・・」
お爺ちゃん、両手を伸ばして哀願するように、ご奉仕をおねだりさ
れる。
「今日は厳しいですよ、ちゃんとしないとペニスにお仕置きですか
らね!」
「あ・・・ぁぃ・・・」

答えてくれた。しっかり「はい」って答えてくれた!

可愛い百二歳の奴隷なんだわ・・・そうよ、マゾな紳士が放つ最後
の輝き。そう思ったとき、私はいい女王様でいようと決めたの。
私はもうお婆さまではないんです、圭子女王。お爺ちゃんはそれを
ちゃんとわかってくれてる。

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