快感小説

Miyulielle 二話(忍び込む目)

お願いよ、マリ男、許してちょうだい・・・あぁぁ・・・。

そのときの私の目は、妖しく潤んでいるようで、きらきら光っていたか
も知れない。でもそれは、すがりつくような哀願の眼差しだったのよ。
ミユリエルとなるための調教が、いよいよ厳しくなったと感じたわ。
それさえなければ、ごく普通のデートだった。街を歩き、オープンカフェ
で語らい、レストランで美味しいものを食べて、穏やかに笑っていられ
たはずなのよ。

今日の私のようなファッションは街ではごく普通なの。鮮やかな花柄
のブラウスに、膝上三十センチほどの赤いフレアミニを合わせてる。
少しぐらいの風ではためく薄い生地じゃなかったわ。このぐらいのミニ
ならば、フレアのほうがむしろ安心。タイトと違って太腿にまつわりつく
から見えにくいはずでしょう。座るときも楽だしね。だけどその色が、パ
ンティみたいに真紅なの。目立ってしまってしかたがないのよ。
足下は履き慣れたヒールサンダル。ヒールの高さはあるけれど、これ
を履いてぐらついたことなんてなかったわ。
バッグは小さめ。サンダルと色を合わせた白のショルダー。ウエストの
くびれにくるようにベルトがセットされてるけれど、これもまた意地悪だ
ったのね。

エスカレーターで見上げる目を、マリ男が下で確かめてくれていた。
「見えるか見えないか・・・ふふふ、どうなることやら・・・」
だけどその一言が、私を凍りつかせてしまったの。
履き慣れたサンダルがふらつくような気がしたし、鮮やかな赤い色に
も目立たないでと祈ったし、ベルトの短いショルダーバッグじゃ何の役
にも立たないし。
何をするにも気が抜けない。転んじゃったらおしまいですもの・・・。

今日、待ち合わせたそのときに・・・。
「パンティを脱いでおいで。パンストも許さない」
それだけのことで心臓が暴れ出してしまったの。

逢ってから三十分も経ってないのに、私はもう自分の変化を抑えきれ
なくなっていた。
「そろそろまたトイレかな・・・ふっふっふッ!」
耳元で意地悪に笑われると、ゾクゾクと痺れるような感覚が肌を這い、
産毛までを波立たせるようでもあり・・・あぁぁ・・・どうして・・・。

「考えるな。たまらない気持ちを感じて愉しめばいいんだよ。うまくで
きたら、この次はご褒美だからね。 可愛いよ、ほんとに可愛い」
口先だけで言われても、ちっとも嬉しくないんだもん。ひどいわよ!

エスカレーターってね、昇りきって足を踏み出す一歩目目で、スカート
がふわりと揺れるもの。階段なんて恐怖だわ。スカートを押さえたら失
格なのは、いつものことだし。
なのになのに、ノーパンだけでも飽き足らず、マリ男ったら、なぜかし
ょっちゅう汗拭いて、そこらじゅうでハンカチ落とすの。そしてそれを拾
えと言う。胸の中でキュンて音がするぐらい、恥ずかしい・・・。

いやらしく濡らしていたわ。女体の底に下向きに咲く蜜花が、悦ぶみ
たいに濡れてるの。
「そろそろまたトイレかな」 それもね・・・わかるでしょう。

私を辱めて楽しいの。
でもなんで・・・どうしてからだが反応するの・・・。
ブラの中で乳首までがしこってる。

でも・・・変態! 嫌いよ、マリ男!

どこをどう歩いていたのか、私はとうとう階段でつまづいてしまったの。
そのときだったわ、マリ男が男の力で抱きとめて、彼の手がスカートの
乱れる裾を押さえてくれた。
違うと思った。辱めてるわけじゃないって思えたの。
調教は私のため? これのどこがどう私のためなの? 教えてマリ男?
歩きながら訊いてみたのよ。そしたら・・・。

「自分で気づいてないだけだ。エスカレーター、階段、カフェ、レストラン、
いろんなところへ行ったけど、今日のおまえは綺麗だったね。見事な
女やってたよ」

なんて言われても、わからないよー! 算数、いまだに指を使う私だし。

「身のこなしさ。ハンカチを拾うとき普段ならどうしてる。つっ立ったまま
脚広げて拾ってないか。今日のおまえは、しなやかに腰を下ろし、膝
を揃えて斜めに傾け拾ってた。・・・つまり、そういうことだよ」

ハッとした。

「それともう一つ。最後まで見えそで見えなかったな。 がっかりしたが」
「え?」
「見たかった。濡れてるところを。・・・ふふふ」
ドキンとしたわ。頬がカーッと燃え出すの・・・。


花は花らしく生きるだけであり、色香を放って惑わそうとはしていない。
だから素晴らしいとマリ男は言うわ。

可愛いミニを選んでいながら、階段なんかで隠す仕草をすること自体、
醜いって言うわけね。見られることを意識して自分を繕うようではダメな
んだって。見せるスタイルを着こなすために必要なのは、見せない仕草。
けれどもその仕草がポーズでは、いやらしいってことかしら・・・。

「パンティ穿いておいで」
やさしいその言葉が、わけもわからず嬉しかった・・・。

化粧室へ立とうとしたら、マリ男が言ったわ。
「ミユリエルを育てたいなら、おまえ自身がミユリエルを好きになること
だ。もう一人の自分を嫌っちゃだめだね。魔性の素顔を」

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