快感小説

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

着せたい男と脱ぎたい女(十二話)

「なんで中央高速?」
「ううむ、しまったことをした」
 海へ行くはずだった。この時刻、府中あたりから
なら中央道が近かった。間が抜けていると亜紀は笑
う。
「あの夜を思い出してね。あれだけの海を見たんだ
し、そこで亜紀と出会えたんだ。都会の海など悲し
くなるだけ」
 意識して海をはずした。一度は笑った亜紀だった
が、知明の想いの深さを感じたような気がしていた。
 季節がよければ富士五湖あたりもよかっただろう
が、冬の雨では冷えすぎる。行き先なんてどこでも
よかった。クルマに長くいたくない。
 談合坂SA。食事のこともどうでもよかった。冷た
い雨の夜。パーキングにトラックばかりが目立って
いた。軽く食べてクルマに戻ると、あれだけ効いて
いたヒーターだったのに車中はすでに冷えている。

 エンジンをかけて温もる風を吹き出させ、しかし
すぐにはスタートせずに、知明はシートを倒し、亜
紀もまた見習った。
 そこら中のトラックがエンジンをかけたまま。デ
ィーゼル独特のメカノイズがガラスを透かして入っ
てくる。
「アイツの悲鳴が消えてくれん、どうしても消えて
くれんのだ」
「わかるわ」
「奥さんは臨月だった。その子がもう五歳になる。
アイツの悲鳴が消えてくれん」
「うん」
 亜紀は身を横寝にし、ヘッドレストに両手を組ん
で虚空を見つめる男の胸に手を置いた。どきりとす
るほど厚い胸板。鍛えられた強い体を亜紀は感じた。
 あふれる想いがあるのに声にすることができなか
った。何かを言えば泣きだしてしまいそう。私が泣
いてどうするの。苦悩を噛むような知明の横顔を見
つめていた。

 河口湖を一望するホテル。しかし降りしきる雨が
ガラスを濡らし、湖面に霧が立ちこめて白い闇をつ
くっていた。
 談合坂から走り出し、ここまでの間に話したこと
を亜紀は覚えていなかった。声を聞いた記憶はあっ
たが、亜紀は結婚を引き返した自分のことで頭がい
っぱい。整理できずにじつは散らかっていた感情を、
ホテルに着くまでに一掃したい。心を白くして抱か
れたいともがいていた。

「白い闇」

「うむ、綺麗だ」
 窓際に立つ亜紀の背に知明は身を寄せて、そっと
後ろから抱いていた。乳房の上下に腕を回され、薄
いブラウスが張り詰めてブラ越しの乳房を際立たせ
ている。
 髪の毛がそよぐように退けられて耳にそっと唇が
寄せられた。
 目を閉じた。甘い震えに襲われて、心から一切の
力みが消えていく。

 腕包みにもがくように身を回し、ガラス越しの光
の滲みを男の眸の中に見つめ、ふたたび亜紀は目を
閉じて口づけをせがんでいく。
 やわらかな抱擁だった。唇が触れ合って、互いに
ゆるみ、舌の絡まる性のキスに変化していく。
 抱かれてキスを受けている。それだけのことなの
に、亜紀はこれまで感じたことない酔うような心持
ちとなれていた。
「先に行って、お願い」
 微笑んで男は離れ、浴室へと去って行く。

 ブラウス、タイトなミニスカ、ストッキング。
 黒の上下が白い亜紀に映えていた。下着までを脱
ぎ去って亜紀は浴室へと歩んで行った。
 窓際でそっと抱かれてキスをかわした。それだけ
なのに亜紀の想いは激しく性器を濡らしていた。

 すりガラスのドアを開けた。シャワーの雨音が強
くなった。黒いタイルの浴室が湯気でもやり、その
中に浅黒い強い男が立っていた。
 背後の気配に気づきながら男は背を向けて振り向
かない。長身というほどではなかっただろう。けれ
ども体は鋼のよう。背から腰へと逆三角に筋肉が浮
き立って、硬く締まった尻へとつながる。
 亜紀は見とれた。戦う体。そうとしか思えなかっ
た。後ろからシャワーの雨にぐぐり込み、男の後ろ
姿に抱きすがる。

「あたしね、すごいの。キスされただけなのに、あ
たしすごいの。濡れてるの」

 男は振り向き、女を抱き寄せ、激しく抱いて唇を
奪っていた。背を撫でられ、やわらかな尻に手が這
って、女の手は男の欲情を喜ぶように勃つものを握
り締めて抱かれていた。

 唇を奪われながらシャワーの雨に女は涙を流され
て、男の手が草むらへと分け入って、女心のあふれ
るところへ差し込まれ、その一瞬、亜紀はブルルっ
と身震いし、目眩のような酔いに浸った。

 男の体を撫でていた。苦悩のすべてに手を這わせ
てあげたくなった。女の体が男を這って膝をつき、
目の前に屹立する欲情に、亜紀は舌を絡めていった。

ピックアップ!


ウェブマスターはこちら リアル素人CLUB-XXX リアル素人CLUB-XXX

ここはハード性小説

SM~FEMDOM、レズと
官能小説らしい物語を集めてく。
新刊案内

レズ官能小説の二編集
自虐オナニー~レズ
●指だけじゃ飽きたらなくて
レズSM(露出)
●同名小説


好評シリーズ、発売開始!
官能ホラー
闇刈いわく堂シリーズ特別編
『白湯鬼さん』


~飾られる女たち~
インテリアドール紫織編
若く美しい性人形の日々へ


~飾られる女たち~
インテリアドール芙美子編
しっとり落ち着いた大人のSM

登録サイト





スペシャルリンク















ブロとも一覧

SM~猟奇の性書~官能

~ 艶 月 ~   
テキストリンク
アクセスランキング
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。