快感小説

蒼い月~ディープランナー(六話)

 時刻は八時。砂浜には綺麗な闇がひろがって、天空高
く蒼い半月が浮いている。か弱い輝きが揺らぐように降
り注ぐ。空に雲がちらほら浮いて、夜になってかすかな
靄が出ていたようだ。
 腕を絡めて寄り添って、首を傾げてもたれながら歩い
ていた。食前酒のワインがほどよい陶酔を連れて来る。
 腰に回された男の手がときおり降りて尻を撫でる。美
由起は逃げようとはしなかった。
「月は自転してないの」
「知ってるさ」
「自ら光も出せないし乾ききったアバタの星よ」
「あのとき望遠鏡で見せてもらった。穴だらけだった記
憶がある」
「そうボコボコ。だから月は怖くて地球に近づけない。
ブスだもん。だけど青く潤う地球に憧れ、離れて行こう
とはしていない。地球に笑顔だけを向け、寂しさや切な
さは裏に隠して絶対見せない」

 本山は肩を抱いて美由起をしっかり抱き寄せた。
「ふふふ、いまだに同じことを言うんだな」
「あらそう? あのときも?」
「聞いたよ、満月がどうの半月がどうのとも」
「そっか。今夜は半月。どれほど地球に笑顔を向けても
恋はどうせ届かない。半分泣いて、だけど泣き顔は闇の
側に隠しているの」
「うむ、綺麗な想いだ」
「そうよ、月はピュアよ。切ないまでに女だわ。水平線
から現れるとき恥ずかしがって赤くなり、天に昇って見
上げられることが嬉しくて若々しく蒼く輝く。永遠に恋
する娘。それが月よ」
 本山は、うっとりと月を観る美由起の瞳を覗いていた。
 それに気づかず美由起は言った。
「浅いのよセックスが」
「浅いとは?」
「夫とだけじゃなく、いままでの人とだって、私は浅い
の」

 砂浜に打ち上げられて半分砂に埋もれた流木に並んで
座った。男の手を取り、もたれかかって月を観ている。
今夜の半月はひときわ蒼く、そしてひときわ弱く輝いた。
「なるほど、浮気な牝猿がいるってか?」
「そうなのよ。きぃぃーっイクぅーって」
「ふっふっふ、おまえそんなことでヘコんでたのか?」
「そんなこと? 男にはわからないかもしれないけれど、
なんて言えばいいのかしら、私って燃えきれてないのか
なって寂しくなるの」

「求めないからだ」

「え?」
「貪欲に牝になって求めていない。そのときまで女だっ
たり妻でいたいと思ってないか。守るセックスでは得ら
れないぞ」
 美由起は本山の双眸を見つめた。
「じゃあ、どうすれば?」
「攻め込むしかない。獣になって攻めろ。おまえにだっ
て毛はあるだろ。陰毛だよ。進化してすべやかなレディ
を気取っても最後のところで獣の牝に戻れるように陰毛
が残してある」
 寄り添う手をほどき、美由起は月を見上げる本山の姿
を見た。この瞬間を焼き付けるように男らしい姿を見た。

 ホテルへ戻る。来たときよりも濃密に絡み合って砂を
歩く。
「本気で想像しろ。戻ったら犯される。裸に剥かれてい
やおうなく脚を開かされ、そのときおまえはヌラヌラに
濡らしている。欲しくて欲しくてべっとりアソコを濡ら
している」
 耳許でそんなことを囁かれ、遠慮のない手が腋に挿さ
れてブラ越しに乳房に触れられ、ミニスカートの尻を揉
まれるように撫でられる。
 激しく反応しはじめる牝の淫らをパンティの奥底に感
じていた。意識がぼーっと宙を漂い、吐息が熱くなって
くる。この人が好き。どうしようもなく好き。
 部屋に入って本山はベッドに座る。美由起は男の足下
にしなだれ崩れてとろけた眸をそらさず見上げた。

 ものすごい力でひったくられるように抱き寄せられて、
大きな両手で尻肉をわしづかみ、美由起は両手を背に回
して抱きすがり、レイプのように唇を奪われる。拒もう
としても熱い舌の侵入を阻止できない。もがくもがく。
 片手で尻をつかみながら一方の手が前にまわされて、
スカートのウエストラインから力づくで差し込まれ、そ
のときパンティさえもくぐり抜け、熱くなって溶け出し
そうな毛の奥へと指が刺さる。
「あぅ! ん、んんーっ!」
「何だこれは。ベチョベチョだよな。いやらしい牝だよ
な。本音から逃げるなバカ女」
 男の指がやわらかく熱く濡れそぼる牝穴を蹂躙した。
ぐちゃぐちゃと耐えられない恥辱の濡れ音。美由起は渾
身の力で本山にすがりつく。
「あぁん、あぁん! 感じるぅぅーっ! ねえ感じるの
ーっ!」

 電流だった。三十年女を生きてはじめて知る性の電流。
体がガタガタ震えだし、痺れが全身を貫いて、悲鳴のよ
うな声が出る。
 スカートから手が抜かれ、ぼーっとする視野の中に泡
立つ愛液を絡めたヌラヌラの指先が。
「舐めろ」
「はい。ぁぁそんな、そんなーっ」
 恥ずかしさをこえたまさしく恥辱。ペニス欲しさにぐ
ちゃぐちゃに濡らしてしまった。美由起は指にむしゃぶ
りついて愛への期待を舐め取って、真剣な面色の本山を
見上げる。笑みのない怖いほどの双眸。ギラギラ輝く。
 それだけでゾクゾクした。
「攻めろ美由起」
 言いながら本山は、ジーンズの前を見下ろした。美由
起はうなずく。イカレたようにファスナーを下げ、ベル
トのバックルを開放し、ボタンも外す。
 黒いブリーフ。美由起は狂ったように攻め込んだ。緩
んだジーパンをブリーフごと引き下げて、黒々とした男
毛の中に半ば勃っていたものに、凝視の視線をしばし向
け、舌舐めずりして唇を濡らすと亀頭にかぶりついてほ
おばった。

「はぅぅ! はぅぅ! フゥゥゥーっ!」
 激しく乱れる吐息が怒る猫のようにフゥゥっと威嚇の
叫びとなって噴き出した。

ピックアップ!


ウェブマスターはこちら リアル素人CLUB-XXX リアル素人CLUB-XXX

ここはハード性小説

SM~FEMDOM、レズと
官能小説らしい物語を集めてく。
新刊案内

レズ官能小説の二編集
自虐オナニー~レズ
●指だけじゃ飽きたらなくて
レズSM(露出)
●同名小説


好評シリーズ、発売開始!
官能ホラー
闇刈いわく堂シリーズ特別編
『白湯鬼さん』


~飾られる女たち~
インテリアドール紫織編
若く美しい性人形の日々へ


~飾られる女たち~
インテリアドール芙美子編
しっとり落ち着いた大人のSM

登録サイト





スペシャルリンク















ブロとも一覧

SM~猟奇の性書~官能

~ 艶 月 ~   
テキストリンク
アクセスランキング
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる