快感小説

蒼い月~ディープランナー(十二話)

 夫への愛に自信が持てない。失禁するほど感じる体
なのにどうして彼とはダメなんだろう。本山とこの子。二
人が特別なわけじゃない。夫もそうだし、これまでに通
過した男たちだって同じ男なはずなのに。
 ラブホの大きなバスタブで、美由起は下になる直哉に
かぶさるように浮いていて、胸に頬をあずけて男の可愛
い乳首をいじっていた。小さいけれど硬くなって勃って
いる。面白く、可笑しく、美由起はクスと笑って口に含ん
で舐めていた。

「旦那とうまくいってない?」

 訊かれても曖昧に笑うだけで美由起は応えようとはし
なかった。湯の中で肌を滑り降りた女の手が穏やかに
萎えたペニスをそっと握る。
「急にね、欲しくなったの。言っても信じないでしょう
けれど、行きずりの人とこうなったのははじめてなのよ。
直哉を見ていてムラムラしちゃった。犯してやりたいっ
て思ったの。おしっこまでしてイッちゃうなんて羞恥だ
わ。主人にさえ見せたことのない淫らな私。わからない
のよ自分でも。貞淑な妻のどこにこれほどの私が潜んで
いるのか」
 直哉は女の肩を抱き寄せながら言う。
「いいんじゃないすか。そういう生き方っていいと思う
な。バイクってどうせ独りで乗るものすから勝手気まま
でいいんすよ。偶然会って波長が合った、それだけのこ
とだと思うけど」
「そうね、ふふふ、そう思うようになってきた。直哉っ
てよかったよ。溶けたもん」
 ペニスから胸へ手を戻しながら美由起は言った。
「このへんて歩ける? 海?」
「たぶんね。出てもいいけど寒いすよ?」
「いいの。ちょっと歩かない?」
「いいよ。なあ美由起」
「はい?」
 ずっと歳下の男に呼び捨てられたとき、美由起は、あ
あ私は女だったと、当然のことのような、だけどもまる
で他人事のような、不思議な想いにとらわれていた。
 体に腕が回り、目を見つめ合い、若いキスに心が揺ら
ぐ。心が牝になっているとき呼び捨てて欲しかった。

 荷物の中に、今日はミニスカではなくスウェットパン
ツとセーターが入れてある。湯に火照った体に夜の風が
心地よかった。仄暗い海に白波が立っていて、ふと後ろ
を見上げると天空に蒼い欠け月が浮いている。
 直哉はジーンズにライダースーツの上着を着込んだ。
その背中がズタズタだ。革がささくれ立ってひどい傷に
なっている。
「よかったね大怪我しなくて」
「まったくすよ、ヤバと思った瞬間、すってんころりん
だ。路面を滑ってガードレールにドンでした」
「どこも傷まない?」
「ぜんぜん」
 寄り添って歩きながら岩場のほんの隙間にできた砂浜
に腰を下ろす。砂は乾いていた。ここまで波は上がって
いない。
 寄り添って、そのまま二人で砂に崩れ、抱かれて唇を
奪われる。時刻は十時を過ぎていた。失禁してノビてし
まい、浴室へ歩けるようにまでにどれほどヘタレていた
のだろう。それほどアクメが高かった。腰が抜けて動け
なかった。

「月が綺麗ね」
「うん、妙に蒼いもんすね」
 砂に寝そべり抱かれていて、ズボンをまさぐるとまた
大きくなっている。美由起はジーンズから引っぱり出し
て冷気に晒し、しゃんとして勃起する面白さにくすくす
笑うと口に含む。亀頭を舐めて頬張ると勃起はますます
硬度を増した。直哉は若い。一度の射精では吐き出し切
れていないようだ。
 美由起は砂に手を着くと尻を上げた四つん這い。自分
でスウェットパンツをパンティごと降ろしてしまって性
器を向ける。青白い月光がヌラリと濡れるクレバスを浮
き立たせる。
 直哉が女の尻に顔を埋めて性器を舐める。アナルも舐
める。美由起はブルブル震えていた。
「はぁぁ感じるわ、おかしくなりそう」
「濡れてる。淫らな人妻さんだ」
「それ言わないで。来て。ねえ来て」

 後ろから尻を持たれて肉を開かれ、勃起が穴を狙って
貫通する。
「ンっふ! ハァハァ! いいの、ねえすごくいいの、
溶けそうよ。突いて深く。犯してちょうだい」
 直哉の腰がぐいと入る。
「はぅぅぅ! うっうーっ!」
 背を反らせ尻を張り出し、結合を深めようと美由起は
企む。子宮口まで突き立った。引かれて刺さる直哉の勃
起は逞しく、美由起を狂乱させるに充分だった。波音が
声を消していく。こんな車道沿いでの結合なんて、これ
までの私にはあり得なかった。燃える。燃え上がる。夫
とのセックスとは次元の違う高みへ昇る。
 アクメが来る。そしてそのときスキンをしないペニス
が抜かれ、美由起はまたむしゃぶりついて精液を吸い取
った。
 青臭い男の淫汁。けれども吐き捨てようとは思わなか
った。飲み下し、舌舐めずりして、男を見上げる。

「いい女だ」
「ほんとね? 信じていいよね?」
 直哉はうなずく。私は淫らな牝になれる女。なのに彼
はそこへ追い込んでくれないんだ。夫とのセックスへの
疑心が決定的なものとなる。夫では燃えない。私は燃え
ていたい女。本山に逢いたい。どんな醜態を晒してでも
よがり狂っていたいと思う。

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