快感小説

蒼い月~ディープランナー(終話)

 高層ホテル。眼下に横浜ベイ。いよいよ降り出し
た雨が寒々しい夜景をつくっていた。
 美由起が先に部屋に入り、シャワーを浴びてバス
ローブで浴室を出たときに、ちょうど携帯電話がバ
イブした。携帯はほとんどマナーにしてあった。い
つだろうとおかまいなしにかかってきて、さあ出ろ
と強制するように音を発する化け物が好きではなか
った。
 しかし着信で真司とわかり、反射的に心がときめ
く。家を出るとき身の回りのものを宅配便で送って
おいた。荷物が着いたという知らせ。
「いま横浜なのよ。でも雨だわ」
「うむ。気持ちのままにすればいい」
「ありがとう。明日そっちへ」
「待ってる。愛してるぞ美由起」
「はいっ!」
 大きい人だと美由起は思う。束縛しようと一切し
ない。だから女心は束縛してほしくなり、彼を想う
だけで濡れる。

 コツコツと控えめなノック。チャイムもあるのに、
そうした心使いが直哉らしい。時刻は八時前だった。
七時に終えても着替えもあるし、駅から海沿いのホ
テルまでは近くはなかった。
 美由起は赤い下着にミニドレスのようなバスロー
ブ。化粧をきっちり整えていた。ドアを開けるとジ
ーパンにジャケット姿の直哉。傘を持たずにタクシ
ーで来たようで髪の毛が少し濡れていた。
「寒くなったね。雨ひどい?」
「降ってますね。でも今日は冬っぽいけど昨日なん
て春だったし」

 言いながら直哉は入り、脱いだジャケットを美由
起がハンガーにかけ、セーターの背中を美由起が押
してベッドに座らせる。
「離婚したのよ。一昨日家を出てバイクでちょっと
ね」
「彼のところ?」
「ううん、それは明日から。とりあえずアパート用
意してくれてるわ」
「綺麗すよ、お姉さん」
「美由起でいいよ、お姉さんはやめて。どうしても
逢いたかったの」
「最後だから?」
「違う。そんなの嫌。あなたのこと彼に話した。夜
の海岸で抱かれたことも全部」
「これからも逢っていいって?」
「彼はそういう人よ。響き合える者は少ない、おま
えの宝なんだから大切にしろって」

 直哉はちょっと笑って夜を映す大きな窓を見た。
 今夜の直哉はあのときとは違う。大人っぽいし男
っぽい。五つ下の紳士そのもの。
「シャワーさせて」
「脱がせて。一緒に入ろ」
 肩を抱かれてベッドに倒され、バスローブをはだ
けられ、下着姿でふわりと抱かれてキスを受ける。
 手が背にまわってブラが消え、パンティが剥かれ
るように消えていく。
 乳房をくるまれ乳首を含まれ、愛撫が這い降りて、
直哉はベッドの下に身をずらし、立膝で脚を開く女
の尻を抱きながら、女心のセンターで濡れはじめた
性裂に舌を這わせる。
「ンふ、はぁぁ直哉、気持ちいいわ、すごくいい」
「ふふふ、いい女だ」
 いい女。その言葉は美由起に牝の性欲を思い起こ
させ、淫らにさせる呪文のようなもの。

 シャワー。若い直哉の全身を、美由起は自分のヌ
ードにソープを泡立て、抱いてやって洗ってやった。
 激しい勃起が可愛い。美由起は膝を着いて硬い男
の尻を抱き、睾丸を揉み上げてやりながらペニスを
含む。ますます硬く勃ってくる。
 バスタブに手を着いて尻を差し出す。直哉もまた
膝を着いて尻の底まで舌をのばし、ひくひく引き攣
って収縮するアナルまでをも愛撫して、立ち上がっ
て双臀に手を添えて、美由起は脚を開いて性器を向
けた。

 直哉の先が穴に触れる。そのとき美由起はブルル
っと犬が震えるように白い尻肉を震わせて、背を張
って顔を上げた。
「ンーっ! あぁぁーっ直哉、あぁぁ感じるぅ!」
 電撃を喰らったように子宮が動く感触を美由起は
感じた。女は子宮が男を迎えに行く。精液を求めて
心が動くように体の中の牝の根源が蠢きだす。
「セフレでいいから、欲しくなったら逢いましょう
ね。好きよ直哉」
「僕もすよ、美由起はいつだって心にいるから」
「うん。突いて。もっともっと激しくして」
「ふっふっふ、その淫乱なところがいいんだなぁ」

 男の腰が攻撃モード。
「はぁぁ、はぁぁ直哉、ごめんね、恥ずかしいとこ
ろを見せちゃいそう。もうダメ、もうイク、あぁー
っ直哉ぁーっ」
 シャァァーッ
 失禁だった。貫かれていながらピストンの突き上
げに合わせて二度、三度と潮を噴く。
 直哉が抜かれる。美由起は振り向いてむしゃぶり
ついて、ほとばしる樹液を喉に受けて飲み下す。
 それでも萎えない強い茎を喉へと突き刺して、続
けて二度の射精に導く。直哉も吠える。イッたばか
りのペニスへの連続フェラは苦痛を伴い、直哉はも
がくように腰を使って二度目を放つ。
「ああ美由起、むううーっ!」

 美由起は、虐められてスネるみたいに萎えていく
直哉に頬をすり寄せて、尻を抱いてすがりつく。
 射精を受け、愛を果たして抜けていく悦びを直哉
に対して感じることはできないだろう。千尋に対し
てもそれはできない。スキンは嫌い。ナマがいい。
 だから愛してるという言葉だけは使えない。
「直哉が好き、ねえ好きなの」
 直哉は、潤む眸で見上げる美由起を微笑んで見下
ろして、頭を抱いて股間にそっと押し付けた。美由
起を男性器に覚えさせようとするかのように。

 二人全裸でベッドで抱き合う。結合は求めない。
美由起は直哉の裸身にキスし続けた。男の乳首も、
萎えた先にも茎にも、だらしなくなって垂れる睾丸
を吸い込んで口の中で転がして、少し痛くて呻く直
哉を楽しんだ。
 もう逢えないとは思わなかった。きっと生涯、直
哉とも千尋とも、裕美とだってセックスする。欲し
くなれば押し倒して奪ってやる。
 下になる直哉に逆さにまたがり、淫らに咲いた性
器を見せつけ、命じてやる。

「もっとよ、舐めなさい。私の味を忘れないよう、
ちゃんと舐めて。女は何度でもイケるのよ」
「ふっふっふ、素晴らしい牝だ」
 直哉の舌がアナルに来た。そのことで美由起はほ
どよい征服感を覚えていた。セックスで征服できる
男にのみ女は屈して奴隷になれる。

 ああ真司、逢いたい。私を壊して。気絶するほど
私を壊して。直哉に舐められ高みの高みに駆け上り、
明日からの愛を考える。

 そのとき直哉がクリトリスをちょっと噛む。
「あぉぉーっ! きひぃぃーっ!」
 跳ねられたように美由起はベッドを転がり降りて、
股間に両手を差し込んでX脚に。

「直哉、ねえ、ねえ直哉、あたしヘンなの」

 泣きそうな眸で直哉を見つめ、タララッと失禁し、
信じられないアクメにわなわな震え、美由起はその
まま床に崩れて気を失った。 

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