快感小説

女装画家ミルの女体修復(四話)

 美しく可愛い女性のような男に見つめられなが
ら、黒いパンティを剥き下げて佳菜子は白い女と
なった。恥ずかしい。鳥肌が騒ぎ産毛が逆立って、
ベッドに上がろうとして尻を締めて見えないよう
に心を配る。
 真っ白な佳菜子は上気していた。体よりも頬が
赤らみ、さまざまあったとは言え、三十前の若い
裸身は扇情的だ。
「おおらかで綺麗なヌードだ」
「は、はい、ありがとうございます」
「もう三十でしたよね?」
「ええ、もうじき。妹とは二つ違いますから」
 ミルは、全裸となって仰向けに横たわる佳菜子
に対し、今回はバスタオルをかけようとはしなか
った。絵筆のあるワゴンを引いて丸椅子に腰を降
ろし、佳菜子のやわらかな腹にそっと手を置く。
 ぴくりと反応する佳菜子。その眸が濡れたよう
に潤んでいた。

「妹さんは懸命でしたよ。姉を救って、どうか救
ってと僕にすがった」
「はい」
「しかしもうそんなことはさせません。僕がいる。
二度とバカな真似はさせませんから。心を開いて
筆の動きに集中し、しかしお楽に」
「はい、よろしくお願いします」
 不思議な人。女装画家ミル。これほど特異な雰
囲気を持つ人はいないと佳菜子は思い、妹の想い
に今度こそ応えなければと意を決した。

「さて」
 細い丸筆が目許へ来た。
「散々お泣きになられたでしょう目許からはじめ
しょうか」
「はい」
 佳菜子は両手で陰毛を覆って目を閉じた。妹の
言うように水さえつけない細い筆先が目許を這い、
まさに絵を描くように、目頭、目尻、目の上下と
描いていく。

「周りの人たちに嫌な言葉を吐かれたでしょう口
許も」
「はい」
「聞きたくなかった言葉を聞いた耳も」
「はい」
「薬をあおって死の匂いを嗅いだ鼻も綺麗に整え
て」
「あぁ、はい!」
 時間を遡り、嫌なことを知る前の自分に描き直
されていく。このとき佳菜子は確かにそう思える
ことが嬉しくてならず、涙をツーっと流していた。
「ほら綺麗な涙だ。悲しくて流す涙じゃない。よ
ろしいですね、あなたはもう元のあなたに戻って
いく。筆を信じて」
「はい、きっと」
「両手を上に。乳房を描きます」
 佳菜子は、陰毛を隠せなくなる羞恥に固く目を
閉じて両手を頭の上に差し上げた。のびやかな肢
体がゆったりとしたカーブを描いて美しい。

 平筆に持ち替えられた。白くたわむ大きな乳房
を掃くように筆の毛が肌を這う。
「男たちに揉まれ、しかし赤ちゃんを抱くことの
なかった悲しい乳房だ」
「はい、ぅぅっ、うっ」
 嗚咽が漏れた。涙があふれ、佳菜子は差し上げ
た手を顔に降ろして目を覆う。
「男たちに吸われ、しかし赤ちゃんに与えること
ができなかった悲しい乳首」
 丸く細い筆先が乳輪から尖り勃つ色素の濃い乳
首を描く。
「ぅぅぅ悲しいです、ミルさん、なんのためにお
なかにいたんでしょうね」
「うんうん可哀想に。しかしいま娘だった頃の乳
首に戻すよう描いています。心を楽に筆の感触だ
けに集中して」
「はい」
「気持ちいいでしょう、ほうら、こうして筆が這
う。ほうら気持ちいい」

 性的な響きのある言葉に、佳菜子はいきなり襲
う性感に困惑した。どうしてしまったのか、いき
なり性の震えに襲われる。この上なくやさしい乳
首への愛撫。
「ぅ、ん、んっ」
「ふふふ、そうそう、気持ちよければ声を抑える
ことはない。ほうら這う、筆が這う、感じますね」
「ンふっ、あぁぁ感じますミルさん、どうして、
どうして急に?」
「娘の乳首に戻れたからね。これからの愛に期待
する可愛い娘心が感じさせてくれんです」
「はい、そうなら嬉しい。そうなれたら嬉しいで
す」
「なれますとも必ず。僕の腕を信じなさい。感じ
て感じて綺麗に濡らせる女に戻れる」
「はい、お願いします、妹のためにも二度と馬鹿
なことはできませんから」
「そうだ、そのとおり。美しい乳首ですよ、僕が
むしゃぶりつきたくなるほどの」

 頬が燃える。羞恥ではなく愛を感じる。女性の
ような美を持つ小柄な男性。そうよミルさんは男
だわと、佳菜子は自分のすべてが認められたよう
な想いになれた。
 荒くなる息に乳房が揺らぐ。息が熱い。
「あぁぁ、ぅぅン、感じるぅ」
「そうそう、激しく濡らして娘らしい情念を性器
から垂らしなさい」
「そんな、垂らすなんてそんな」
 佳菜子の裸身がぴくぴくと痙攣するように震え
だす。
「さあ、おなかだ。赤ちゃんが入る前のおなかに
描いてあげますからね」
「お願いします。あぁ子供を、子供を殺してしま
いましたぁ、うわぁぁ!」

 号泣した。ミルの前でならどれほど泣いても許
されると佳菜子は思う。安心して泣き崩れた。
「泣きなさい。叫ぶように泣きなさい。どれほど
泣いても泣く前の楽しい眸に僕が戻してあげます
よ」
「はい! うわぁ、うわあああーっ!」
 ミルは、あまりに哀れな佳菜子の腹を平筆でや
さしく描き直していくのだった。

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