快感小説

女装画家ミルの女体修復(十話)

 三ヶ月が早かったですね。私がミルさんを訪ね
たときは春だったのに、梅雨が過ぎて真夏。うだ
るような暑さです。朝職場に着いたときすでにパ
ンティまでが湿っている。不快指数最悪といった
感じ。それなのに姉は日々をすっきり過ごしてい
ます。
 あれから姉はほとんど週イチペースで通ってい
る。そのたび全裸になって性器までを描き直して
もらってる。天空から赤ちゃんが降りてくる絵を
暇さえあれば見つめてる。赤ちゃんを抱くもう一
人の自分を絵に閉じ込めて現実と切り離し、自分
だけが恋愛モードになっている。姉は三十歳にな
りました。私もじきに二十八。姉はいいのよバツ
イチだから。私はそろそろ焦りだす。だから姉が
羨ましくてなりません。
 姉はミルさんにベタベタです。二度も睡眠薬を
あおったことが嘘のように生まれ変わり、恋人気
分で通っている。

 白一色のアトリエに飾ってある女豹になった自
分を見に行く。お尻を上げて這う姿はいかにも淫
らで、ミルさんにアソコを見られていると思うだ
けで濡れるのだとか。性感マッサージじゃあるま
いし、筆先で体中を愛撫されて女の子してるに決
まってます。
 絶対やってる! ベッドの高さもちょうどいい。
姉ぱっくり、彼がインしてピストンしてる。
 ムラムラします。姉とのレズを知ってからどう
いうわけか淫乱ぽくなってしまった。
 孤独なんです。怖いほどの孤独を感じる。新し
い彼とは順調ですよ。彼の下でノビちゃうほど相
性いいの。なのに独りになったとたん心に穴が空
いたように寂しくなる。
 モト彼との五年の記憶を体が覚えていないので
す。嫌いだったわけじゃない。若い頃の恋愛から、
結婚がリアルなものとなって迫ったきたとき、こ
の人でいいのかなと思ってしまった。

 うっとり彼を見つめた眸も、やさしい声を聞い
た耳も、キスに溶けた唇も、乳首を吸われて可愛
くてならなかった思い出も、蘇って来ないんだも
の。五年の空白ができてしまった。そのくせ若い
勃起に犯された性器だけは彼を覚えているんです。
 次の人が来てくれる。それはそれで嬉しいけれ
ど、モト彼の勃起も逞しかったわ。女を描き直す
恐ろしさを思い知った。そうなんですよ、性器だ
けを描き直してもらってなかった。記憶の消し方
が中途半端なのでしょうか?
 別れるときの痛みや苦しみは、やがて記憶とな
って心をあたためてくれるんですね。別れるから
って思い出までを捨て去ってリセットというわけ
にはいかないようです。
「落ち込んでるよ」
「そんなに?」
「可哀想で見てられない、ひっどい女ね」
 共通の女友だちに言われたとき胸が痛むし、だ
からと言って次の人には燃え上がっていくばかり。
 
「ほらね、あのとき念を押したでしょう。描き直
すと二度と元には戻れない。わかりました、もう
一度いらっしゃい。性器を描き直してあげますか
ら」
 週中の水曜日、電話で話していたんです。
「それで姉は? ずいぶん通ってるみたいですけ
ど?」
「週に一、二度、お見えになりますね。そのへん
のこともお会いして」
「はい。では週末に」
 それから二日が飛んで行って土曜日です。猛暑。
空が燃えてる。原宿駅から数分の距離なのにパン
ティまでびっしょりなんです。
 着いてすぐシャワーさせてもらいます。黒い部
屋の白いベッドに横になり、顔を覆ってセックス
ポーズ。細い筆先が来ると覚悟した直後、爪先で
思い切りクリトリスを弾かれた。

「ンっふ!」
 いきなりでビクンとしたとき膣からオイルがた
らりと漏れた。
「悪い女だ。苦しんで当然です」
 心を抉る言葉。それなのにアソコは洪水なんだ
から。
「モト彼とアナルセックスは?」
 ああ燃える。訊かないでくださいよ。恥ずかし
くて恥ずかしくてアソコが火のよう。体中が火照
ってる。
「あります何度も」
「うむ。では四つん這いかな。胸を着けてお尻を
上げて膝を開く」
 姉の絵と同じ女豹のポーズ。絵の具をつけない
ふわふわの筆先がアナルの周りから這いまわる。
 声を噛んで、だけど体中が震えだしてたまらな
い。イキそう。腰がくねくね揺れてしまう。
 筆先がアナルの側から性器を描く。
「あン! はぁぁーっ!」
「ふふふ、かまいませんよ、描かれることを楽し
んで。佳菜子なんて悶え狂って楽しんでる」
 でしょうね。それだけですむはずないわ。すっ
きり満たされた顔つきを見てればわかります。

「プロポーズされました」
「姉にですか?」
「そう。浮気しても何してもいいから、そばにい
たいってすがりつかれて。愛しています結婚して
って」
「ご迷惑では?」
「とんでもない。受けようと思ってますよ。それ
もあって佳代子にも会いたかったんだ」
 まさか。やられたと思いましたね。
 このときになって、私だってミルさんが好きだ
ったんだと思い知る。ヒールを脱いで169センチ。
10センチヒールを穿いてやっと同じ背丈。ゾクっ
とするほどいい女の彼女(かれじょ)。女装する
旦那ってどんなんだろうと思いましたが、姉の目
は確かだとも感じます。
「さあ、おしまい」
 いつの間に。感じていたのが、あまりの驚きで
飛んでしまった。
「そうなると佳代子は妹ってことになる。可愛い
よ佳代子」

 いきなりでした。いきなり四つん這いのお尻の
底にミルさんのキスが来る。きゃぁ!叫びます。
一瞬にしてピークがやってくる。
 このとき私は、これをきっかけにミルさんと姉
と私の三人の同棲生活になっていくなんて想像も
していない。それって3P?

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