快感小説

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レズ小説 デルタ(一話)

一話~淫夢へ


 まぶたに焼きつく若い留美のセミヌード。
 それは錆の浮いた鉄のフェンスに生々しく映えていて、
 私の中に淫らが蠢く気配を感じた。
 いいえ、そのときはむしろムッとした。
 街中なのよ、あなたっておかしくない?
 こちらの窓に身を潜め、声も出せなかった私。
 この私をときめかせたことに腹が立っていたのです。

 その日の私は暗いうちに目が覚めた。新婚だったあの頃、
 甘い夜に溶け合って、二人とも裸のまま抱き合って眠っていた。
 ふと彼に触れたりすると、たまらなくなってそっと握り締めて
 あげたりしたわ。ところがいま、夫婦を隔てる薄い布を感じるだけ。
 愛していても激しい熱は去っている。そんな気がする。

 こちらの北側・・寝室のカーテンをわずかに開けた。
 夫は隣りで眠っている。静か。朝から雨になるはずでした。
 片側一車線の道路を挟んだ向こうの三階、南側のバルコニー。
 サッシが開け放たれていて、若い娘がフェンス際に
 置いた緑葉にお水をあげている。街は白みだしていたんです。
 
 住宅街のこの時刻は人が動き出すには早かった。
 それにしたって白いキャミは極端に丈がなく、
 ノーブラ・・そしてノースカート。
 艶めかしい白い腰に鮮やかな青のTスタイルパンティ。
 半裸。そんな姿でバルコニーに出ています。
 その部屋は空き部屋だったはずなのに、いつの間に・・。
 都会では他人の変化に気づかぬフリで生きているのが好都合。

 才賀(さいが)留美、二十二歳。私とは十歳違う。
 新宿のパソコンショップに勤めるフリーター。
 ちょっと前まで四ツ谷のアパートに住んでいて、失恋をきっかけに
 この街に越して来ていた。それがいまから一月ほど前。
 四年制の女子大時代は演劇部で、歌劇で男役が多かった。
 164センチ、ブラはC。エキゾチックな個性派美人。
 サラサラの長い髪を浅いグレーアッシュに染めている。
 
 だけどそのとき、もちろん名前なんて知りません。

 留美とまともに出会ったのは、その七日後の夜でした。
 新宿からの私鉄、調布駅。時刻は七時を回ったあたり。
 ラッシュのピークは落ち着いて、それでも電車は混んでいた。
 降りてホームに立ったとき、数人先をあの子が歩く。
 グレーアッシュのサラサラヘヤーで一目でわかった。
 階段に立てばとても隠せないタイトフィットのマイクロミニ。
 ふんっ・・フェロモン過剰のヘンな子だと思っていた。

 階段にさしかかり、惜しげもなく晒される脚線が
 男たちを惹き寄せた。まったく男ってしょうがない・・とは
 思いましたが、彼女も彼女で隠そうともしていない。
 Tバックで仰角だと下着が消えてヒップが覗いてしまうはず。
 露出狂だわ・・羞恥を楽しんでいるようです。
 だけどそのとき、私は説明できない性の乱れに胸が苦しい。

 かすかな羨望・・でもどうして?

 私はもう三十二歳、夫のある身。人目をはばかるスタイルが
 クローゼットの隅へ隅へと追いやられていくようで・・。
 若いって、いい。そんな嫉妬を重ねていたのかもしれません。

 朝夕、見かけるようになる。通勤時間が重なっていたからです。
 気になってならなくなった。痴漢の餌食になりそうなスタイルばかり。
 そしてそんなある日、職場のデスクでマウスの調子がおかしく
 なって買いに出たのね。新宿駅前のパソコンショップ。

 なるほどね、ごく普通なパンツスタイルのユニフォーム。
 あの子の方でも一目見て、ちょっと笑って会釈をくれたわ。
 同じ駅から同じ時刻、同じ街へと通っている。車内で見覚え。

 三森麻紗美、三十二歳、163センチでブラはB。それが私よ。
 結婚から二年ほどしてノーキッズ。どういうわけだか授かりません。
 実家は沼津、夫は小田原。夏の伊豆で知り合いました。
 夫は三つ上の銀行員。横浜に住んでいましたが夫の転勤で
 調布の街に越して来た。ちょうど半年前のことでした。
 2LDKの賃貸マンション。大きな物件は団地みたいで好きじゃない。
 五階建ての401号。新宿のデパートで、パートで商品管理の
 事務をしていた。それまでは横浜の商社で営業事務です。
 エクセルをいじらせたら負けませんし。

 ウチの裏の北西側、道路を越えて留美のいるアパート。
 向こうは四階建てで彼女は三階、305号で角部屋なんです。
 留美の南と私の北が見合うカタチ。バルコニーと私の寝室が。
 道路を挟むとはいえ、この距離ではノーブラの胸が透けるほど。
 あの子の方からだって、かすかに動くカーテンぐらいは察するはずよ。
 カマをかけてみようと思った。

 「あら?」と、眉を上げて笑ってみたのね。
 「あ、はい、電車でお見かけしますね。ウイング調布の・・?」
 それ、ウチのマンションの名前。やっぱりね、気づいてた?

 それが話しだした最初のシーン。そのとき私はパソコンショップの
 ユニフォームにくるんで隠した若いヌードを透視していたんです。
 そのときはそれだけ。なのに帰りの駅でもバッタリでした。
 フリーターだと聞かされた。どうりでね。パートの私と同じように、
 正社員とは通勤時間が少し違う。遅く出て早く戻る。
 行きに会うのは十時すぎだし、帰りは駅に着いて七時前後。

 八月半ば。調布はひどく蒸していました。
 タイトフィット、マイクロミニな白いワンピは下着のラインを透かしてる。
 夏の白は怖いもの。薄いし裏地さえも透けますからね。
 駅を出ても南へ南へ、歩く方角は一緒です。
「ねえ、セクシーなのは素敵ですけど痴漢されない?」
「されますね、たまにですけど・・」
 なにげに横に並ぶ彼女に言って、そのときの煌めく視線にドキリとした。
 牝の色香・・性的な臭気を放つ眸の色だった。
「危険だと思わない?」
「ええ・・でも見られるの好きですから。トキメクし震えるし・・」
「感じちゃう?」


 ゾクリとするほど妖艶な笑い顔で留美は言った。
「ふふふ・・はい。大学の頃・・あたし女子大だったんですけど・・あ、よければお
茶しませんか? 駅向こうにいいお店を知ってるんです」
「そう? じゃあちょっとだけ。主人きっと遅いと思うし・・」
 感じるかと訊いて、はいと応じた若い娘に、三森麻紗美は女の素直な感情を
読み取った。性的に奔放でも、いい子だろうと想像できた。
「私は麻紗美よ」
「はい、お姉さん。才賀留美です、二十二なんですよ」
 お姉さん・・不思議に心地よく、いまこのシーンの中ではふさわしい言葉だと麻
紗美は思った。
「才賀・・ずいぶん古風ね?」
「先祖が甲賀の出らしくって、なんだか忍びだったらしいんです。実家は埼玉で
すけどね。うふふ」
 うふふ・・と笑む。
 『笑う』ではなくオンナが笑むニュアンス。性を発散するような、けれど明るい笑
い方。可愛く思えた麻紗美だった。

 麻紗美は、越して来たのが半年前。二月ほどが過ぎたとき、子供ができないこ
とで夫と一緒に受診しようと考えた。そのとき書店に立ち寄って、不妊の本を見
ていくうちに一冊の女性雑誌を手に取った。
 不妊に悩む人への記事と一緒に、キュンとするエッセイが載っていた。女のセ
ックスをあっけらかんと、性欲に素直に、そしてちょっとレズっぽく書いてある。

 MISUZU=みすずというペンネーム。それから三月の間に三冊買って、四冊目
がそろそろ出る頃だった。

 新宿からの私鉄~距離は遠くなく~近くに多摩川~暮らしの周囲を書いたくだ
りを読んでいて、このへんだろうと思っていた。
 『ベルカフェ』という名の小さな喫茶店をやっている。ネットの公募に出したエッ
セイがたまたま入選。それから雑誌に寄稿しだしたエッセイスト。

 留美と二人で引き返し、駅を抜け、北側へ出る。同じ駅でも生活圏が違う。こち
ら側には滅多に来ない。駅前から少し離れ、そしたらそこに白亜の大きなマンシ
ョンが建っていて、一階部分に店舗が三つ並んでいた。
 ケーキの店、ランジェリーショップ、そして・・。

「ベルカフェ・・へええ、ここなんだ?」
 留美の笑顔が咲くようだった。
「ご存知なんですか? 私はここで下着を買うから来たんですけど、そのとき見
つけて驚いちゃった。私もMISUZUさんのファンなんですよ」
 白一色の内外装、全面ガラスエリアの明るく小さな喫茶店。気取らず『ベルカフ
ェ』とカタカナで書いてある。カウンターに五席、四人がけボックスが三席だけの
店だった。

 滝本美鈴、四十二歳、154センチでもブラはC。黒いショートヘヤーで首から上
はボーイッシュなイメージなのだが、ソフトシルエットのワンピースは純白でドレス
のよう。上品な薄化粧の中にゾクとするセクシーアイ。
 もちろん既婚で息子もいたが仮面の家族。住まいは近くても実質の別居。美
鈴は店のあるこのマンションの三階に1LDKの隠れ家を持っていた。

 そのときそんなこととは麻紗美は知らず、しかし一目で美鈴に惹かれた。赤裸
々にセックスを綴るエッセイストにふさわしい性のイメージ。一見してアラフォー。
スタイルのいい美女である。

「あら留美ちゃん、今日はお二人?」
 くるりと瞳の回る美鈴の笑顔に探りの意味がこめられる。
「そうなんですよー、あたしのお部屋の向かいのマンションの奥様なのね。今日
はじめてお話できて、そしたら麻紗美さんも美鈴さんのエッセイを・・」
 濡れるように黒目が輝く美鈴。
「あらそ? それは嬉しい。やさしそうなお姉さまじゃなくて・・どうぞ、こちらへ」
 と、美鈴は初対面の麻紗美に妖艶な視線をなげてカウンターへと導いた。
 このとき店内には、カウンターに客はなく、ボックス席二つにそれぞれ二人ずつ
男性客がついていた。

「今日もエッチだわ、パンティラインが透けちゃってる・・ふっふっふ」
 美鈴の意地悪な言葉で男性客の二人が留美を振り向く。カウンターの白い椅
子は、座面と背もたれとの間に隙間があって、座って張るヒップが際立つ。
「ええー・・ママ嫌だぁ・・ンふ」
 甘い鼻声・・この子ってもしや・・?
 麻紗美は、美鈴と留美の性関係を想像した。美鈴はエッセイの中で私はレズ
だと公言している。
 二十二歳の弾むセクシー、そして四十二歳の息苦しいエロスを前に、三十二
歳の人妻は胸騒ぎに揺れていた・・。

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