快感小説

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レズ小説 デルタ(六話)

六話~白い犬


 美鈴と麻紗美、二人の女にほくそ笑まれて全裸を命じられても、フロアにへたり込んだまま留美は動けなかった。呆然として頭が真っ白。それでいて眉根を寄せる恐怖の面持ち。忍ばせるように息を詰め、しかしその若い頬はいきなり突きつけられた性の予感に赤く染まっている。
 正座から両足を横に開く女の子座りで尻をぺたりとついているのだったが、黒のマイクロミニは腿をすべて曝け出し、スカートの奥の真紅のデルタを惜しげもなく見せている。

「脱げないようね、いいわ、わかった」

 美鈴はグレーアッシュの留美の頭をちょっと小突くと、LDKから寝室へとつながる白いドアを開けて奥へとくぐり、ホワイトジーンズに合わせるような強いピンクの革ベルトを持ち出した。女物で幅はそれほどなかったが革が厚く、使い込まれて柔らかい。
 ベルトのバックルを手の中に持ち、巻いて長さを合わせ、にやりと残酷に笑って留美の前に立ちはだかる。
「せっかくお夕食も用意して麻紗美と二人で可愛がってあげようと思ったのに、言うことがきけないなら鞭よ、それでもいいの」
 穏やかな声だけに恐怖を誘う。ふわりと振ったピンクのベルトが濡れて張り付く留美のTシャツの背をパシリと打った。撫でるような軽い打撃だったが、留美は「ぁン」と甘く声を漏らし、それで女心が覚醒したのか、脱ぎますと小声で言った。

 麻紗美は、美鈴を見習って冷たい目を向けていたが、内心ちょっとハラハラしていた。虐めると言っても口だけで、そうひどいことはしないだろうと思っている。そこまではしたくない。けれどもベルトを鞭にして立つ美鈴の面持ちはSっぽく、麻紗美が見ていても怖いほど。レズラブだけでも目眩がしそうなのにSMなんて・・留美が可哀想に思えてくる。
 留美がふらつきながら立ち上がった。頬を紅潮させ、もはや荒くなる息をごませない。声もなく「んっんっ」と言うように吐息を吐くと黒いスカートに手をかけた。
 美鈴はベルトを握ったまま、テーブルの麻紗美の対向のチェアに腰を下ろす。二人がけの白く小さなテーブル。新婚サイズのダイニングテーブルなのだろう。

 この部屋は1LDKではあっても賃貸向けに造られていて、対面カウンターのあるマンションらしいキッチンではなかった。LDKとは言え十二畳相当しかなく、カウンターを設けると部屋が狭くなってしまうからだ。壁に沿うキッチン。流しに向かうその背後に四角く小さなダイニングテーブルを置き、美鈴は流し台から振り向きざまの調理台としても使っていた。

 それとは別に、LDKのバルコニー側にブルーグレイの革でできたラブサイズソファが置かれ、白い楕円のローテーブル。そしてその対向に白いテレビ台と小さな液晶テレビが置いてある。床はすべてウッドテイストのクッションフロア。
 そしてそのLDKから白いドアを開けて八畳相当のベッドルーム。寝室には天蓋付きのダブルベッドと半円ミラーの小さなドレッサー。置かれているのはそれぐらいで、服や細々した物は寝室の壁面フルに造られたクローゼットにしまってある。
 ここは美鈴の隠れ家。贅沢なベッド以外のすべてが女一人で暮らすようにシンプルにされていた。

 キッチン側のテーブルとバルコニー側のソファとの間に数歩分のスペースがあり、留美はその中央に立たされて、テーブルの左右に座る美鈴と麻紗美にねっとり絡む女の眸で見つめられながら脱いでいく。
 黒いマイクロミニのホックがはずされファスナーが開かれて、張り詰める尻にひっかかる湿った布地を、留美は尻を振るように下げていく。ストッキングは穿いていない。新宿のバイト先を出るときから土砂降りで穿かずにバッグにしまって来ていた。
 濡れたTシャツを下から剥き上げるように抜き取って、真紅のCサイズブラと真紅のTバックパンティ。性に上気した若い肌に血管が編み目のように浮かんでいる。
 下着姿で身悶えするように裸身をしならせる留美。極限の羞恥に息が乱れ、唇がふるふる震えている。
「下着も全部よ・・くくく」
 ほくそ笑みながら美鈴は麻紗美に横目を流した。麻紗美もちょっと微笑んだ。

 Cカップブラから乳白の乳房が転び出て、身をしならせて抜き取られたTバックパンティの裏地では、すでにもうあふれ出す愛液が透き通った糸を引く。
 全身に鳥肌が騒ぎ、形のいい乳房の先が乳輪をすぼめて乳首をしこり勃たせていた。桜色に火照った若い全裸。下腹の淫らな毛飾りは布地から解放されても恥丘にしんねり張り付いている。
「なによ留美、そのパンティ。もうオツユが糸を引いてる。いやらしい子ね・・欲しくて欲しくてならないんでしょ・・ふふふ牝犬め・・」
 美鈴のキャッツアイの底光りは、横顔を見ている麻紗美からもうかがえた。レスボス・・そしてサディズムに煌めく面持ちが熟女の妖艶さを際立たせるようだ。
「い、嫌ぁぁ・・ねえダメぇ・・恥ずかしい・・」
「とかなんとか言いながらトロっトロなんだもんね。イキそうなんでしょ、あははは」
 麻紗美は、自分でも信じられないことを言っていると意識しながら、追い打ちをかけて言葉を浴びせ、美鈴と二人で笑い合う。

 ピンクのベルトを手にしたまま美鈴はチェアを離れると、鞭打ちを察したようで留美は濡れるような弱い視線を美鈴へ向けた。拒む色ではなかった。
 美鈴は留美のヌードをまじまじと見回しながら周囲を歩き、背後に回って、上から頭越しに伸ばしたベルトを裸身に回すと、乳房から白い腹までをベルトでこすり、ちょっと首を絞める仕草をし、ベルトを留美の口許へともっていく。
「噛んでなさい、落としちゃダメよ」
「・・は、はい」
 長いベルトの中ほどを噛ませておいて、フリーとなった両手を背後から回して裸身を抱き、若い性欲がつまったような二つの肉乳をそっとつつみ、指先だけを動かして揉むようにし、尖り勃つ二つの乳首を両手でつまんで、そっとコネる。
「ぅく・・んっ・・はぁぁン」
 子犬の甘い喘ぎのようだ。
 乳首をやさしく責めながら美鈴は後ろから耳許に唇を寄せていき、耳たぶをちょっと噛んで熱い息を吹きかけて、静かにささやく。
「いい子ね留美、可愛いわよ・・ふふふ、乳首コネられるの好きだもんね・・ほうらこうして・・ほうら・・」
「ンふ・・ぁ・・んっんっ!」
「おほほほ、ほうら気持ちいい・・」

 しかし愛撫はそこまでで、声をいつもの美鈴に変えて麻紗美へ言う。
「さあ、お食事にしましょうか」
 麻紗美は今度こそほくそ笑んでチェアを立った。
 そしてそれから、美鈴はふたたび、今度は乳房を揉みしだきながら耳許で言う。
「留美だけが素っ裸・・お夕食なんだと思う? 今日は簡単にしちゃったの。ジャガバターとパンよ。それにサラダもつくっちゃった・・麻紗美のいる向こうとね、私のいるこちらとに半分ずつ置いておく・・あたしたち二人の女王様の間をね・・牝犬留美は・・ふふふ・・いやらしくたらたらオツユを垂らしながら、お尻を上げて這って行き来するんだから・・淫らなところを交互に見られながら・・その度に足先にキスをして、ご褒美に食べさせてもらうのよ・・」
「ああ、そんなぁ・・ああダメぇ狂っちゃう」
 留美の目は据わり、口許から唾液が伝い流れ出す。
「イッちゃいそうでしょ? ほうら、ここはもうヌラヌラよね」
 片手で左の乳首を強くツネリ、右手が腹を滑ってデルタの毛むらをそっと撫で、指先がほんの一瞬、濡れそぼる女の谷へと侵入した。
 尖るクリトリスをこすり上げる。

「ンっふ! ぁ・・」

 息の叫びだったのか。留美は背後から美鈴に抱かれたままで、くにゃりと裸身が歪んで崩れた。ハッとして美鈴が抱き留めて、そっとフロアに横たえてやる。
「ふっふっふ・・あははは!」
 美鈴の高笑いで麻紗美が振り向くと、全裸の留美が体を横に丸めて倒れていて、美鈴が声を上げて笑いながら、留美に寄り添い、乱れて開いたグレーアッシュの髪の毛を撫でつけながら頭を撫でてやっている。
 麻紗美が言った。
「嘘でしょ、イッちゃった?」
「みたいよ・・あっはっは、もうダメだわ、たまらない。ああ可愛い、なんて子なのかしら、マジで淫乱・・あっはっは!」
 留美は性のピークに気を失った。刺激されて刺激されて渇望し、極限の羞恥の中で身悶えし、ほんのわずか与えられたクリトリスへのご褒美で、天へと駆け上がっていったのだった。

 心が達した。心が天上へと突き抜けて、女体が追いかけ、イッたのだと麻紗美は感じた。

「留美、ほら留美、起きなさい・・もう留美ったら!」
 真っ白で丸い尻をパシと叩かれ、留美はビクっと全身を痙攣させて目を開けた。

 女王とはどういうものか。SMとはどういうものか。
 曖昧な記憶にしておきたくなくて麻紗美はネットを覗いていた。露出、緊縛、鞭打ちもあれば器具を使った強制アクメ、薬液で排便を強制される女の泣き顔を動画でも見た。
 女三人の一夜から四日後のこと。平日であり麻紗美は仕事だったが留美は休み。
出張明けの夫は会議もあれば接待もある。オフィスからまっすぐ留美の部屋へ。夕食を留美がしてくれることになっていた。
 電車の中で何食わぬ顔をしていても、あのときの白い牝犬の姿が思い出されてならなかった。美鈴は口では言ってもSMなんてとんでもなくて、恥ずかしがらせただけで、それからは際限ないレズの嵐。美鈴と二人で若い留美が言葉をなくして喃語を話しだすまで狂わせた。器具なんて使わない。それでも留美は悲鳴を上げてイキ狂い、幾度失神しても、気づくとまた性の嵐。腰が抜けて立てなくなった瀕死の留美を抱いて眠った。

 305号。若い子が好きそうなケーキを買って留美の部屋のドアに立つ。
 小さくノックするとドア裏から声がした。あれから留美とは美鈴の店でお茶ぐらい。留美とは深まっていなかった。
「あたしよ」
「あ、はいっ」
 ドアが開けられ、麻紗美は目眩のような感覚に戸惑った。
 ショッキングピンクのTバックパンティだけのフルヌード。グレーアッシュの髪の毛もカットされて少し短くなっていた。
 そんなマゾスタイルの留美が、ほんの少しの段差のある上がり框に平伏して出迎えたからである。
「ようこそおいでくださいましたお姉様、嬉しくて泣きそうです」
「・・留美、あなたね・・」
 説教ぐらいはしてやろうとも思ったのだが、顔を上げた留美の眸は涙をためて、麻紗美の攻撃色を奪っていった。
 マゾというより牝犬の自覚に酔っている・・あの夜の狂乱が若い留美の心の居場所を定めたようだ。

 パンプスを脱いで上がろうとすると、白い犬は足を取り、ストッキングのつま先に目を閉じてキスをする。睫毛が涙に濡れていた。
「よろしい、いい子です」
「はいっ! 嬉しい・・お姉様ぁ。ほんとは全裸でと思ったんですが、お会いできると思うだけで濡らしてしまって座れなくなっちゃうから・・」
「そこらじゅうオツユだらけ?」
「ぁ・・はい・・嫌ぁぁン」
 女王様ぶっていても内心呆れて物が言えない。ただただ可愛い。両手をひろげてやると、涙をこぼしながらむしゃぶりついてくる。

 部屋に入って、ビジネス下着のベージュの上下に、可愛い子猫がプリントされた留美のロングTを借りて着込み、見慣れたローテーブルに合わせたように、いつの間にか増えていた赤いラブソファに腰を下ろす。
 夕食は留美お手製のホットドッグとコーンスープ。極太の粗挽きフランクをフランスパンに挟んだもので炒め野菜と一緒にサンドされる。美鈴に教わったと嬉しそうに留美は言った。
 大きなパンでつくったホットドッグが二本。スープと切ったリンゴがお皿に載った。
「行ったのね美鈴のところ?」
「お店にです。お部屋には呼んでいただけませんし」
「そうなの? 呼んでくれない?」
 テーブルに、なぜか大皿に載せたホットドッグと大きなスープ皿になみなみとコーンスープ。リンゴも一皿にまとめてあって、スープのスプーンが一つだけ。
 食事を並べると留美は、わざと一歩距離を取ってパンティさえも脱いでしまう。裏地に愛液が糸を引く・・あの夜と同じ食事がしたいようだった。

 ソファのそばで正座をして両手をついて顔を上げる。犬の『待て』のポーズ。Cサイズの乳房の先端で若い乳首がしこり勃ってしまっている。眸が一途で綺麗だと感じていた。
「それでいいのね留美は?」
「え? それでいい?」
「マゾでいたい?」
 そのときの留美のはにかむような笑顔は麻紗美の女心に突き刺さった。重荷のない素直な牝の面持ち。エロスを放射して煌めいているようだ。
「それはお二人のお気持ち次第・・私はもう考えたくない。独りぽっちでいると余計なことばかり考えて、苦しいし寂しいし、泣いたって何も得られないし。私だってマゾは怖いわ。でも、私やっと独りじゃなくなった。もう嫌よ、哀しいもん・・」

 静かに語る留美だったが、このとき麻紗美の中に、怒りにも似た感情が噴き上がってきたのだった。
 四十二歳の美鈴は女のキャリアを経て境地に達した。
 三十二歳の私は結婚が遅かった。嬉しくて抱かれているのに妊娠できない。私は妊娠したがってる? この人の子でいいの? このまま母になって枯れていくの?
 職場で麻紗美は男性の視線を感じていた。夫より素敵。結婚なんて先着順よ。だいたい不妊は私の責任? 夫の実家からも子がないことを言われていた。女とはそういうもの。薔薇色の結婚なんてどれほどあるのか。そうやって答えのない問いに苦しめられて生きるものだし、私自身がいま苦しくてもがいている。

 なのにこの子は・・十歳下の若さゆえの弱さに立ち向かおうとしていない。肉体を犠牲にして都合よく愛だけを得ようとしている。
 老いのカケラもない若い女体が羨ましい。若さという揺らぎのない熟女の女体が羨ましい。なんて可哀想な私なの。
 ああ私はどうかしている。自覚しながら奔流となって心を乱すサディズムに、麻紗美は掻き乱されてしまっていた。

 可愛いわ留美・・激情が恐ろしい熱を放ち、麻紗美を錯乱させようとしていた。

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