快感小説

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新・如月夜叉(七話)

七話~抱き合う夜


 そして夜も更け、皆で二階に上がったとき、嵐は三つある部屋を見て考えた。部屋割りをどうしよう。顔ぶれを見渡してちょっと考え、それから言った。
「女が五人、部屋は三つ。六畳六畳八畳さ。中を空けて二人三人で分かれようか。中の部屋は・・ふふふ、そのうちお燕が飛び込んでくるだろうね」
 可愛い小娘を思い出し、皆それぞれにくすりと笑い、しかし如月夜叉の束(たばね)として嵐がどうするかに聞き入った。出会ったばかりのくノ一同士。互いの器を探り合う。
「そっちの六畳に江角と涼風、後は私と八畳で」
 疑うわけではなかったが、会っていきなり信じ切れるはずもない。
 そんな中で江角だけは修羅場をともに戦って一つ部屋で一夜を過ごした仲。年上で落ち着いた江角のこと・・また涼風は他の三人の中ではおとなしく感じられ、江角ともやっていけると嵐は思う。

 白狐は、死に場所を探しに来たと言った。女郎花も、哀しい道を歩いてきている。そっちは私が引き受けよう。見張るというより心を通わせておきたかった。
 そしてそんな嵐の差配を江角は察し、危うい二人を背負うなど、さすが嵐だと感じていた。
 しかし江角は言うのだった。
「それでいいけど、ねえみんな、今宵だけは嵐と二人にしてくれないか。話しておきたいことがある」
 異論などあるはずもなく皆は穏やかにうなずいた。

 そうやって中部屋を空けて二部屋に分かれ、布団を敷いて、蝋燭を燃やす行灯の明かりを消した。時刻は夜の四つ(十時頃)となっていた。今宵は話し込んでいて遅くなった。皆は皆で新しい明日を思い、気が立って眠れない。
 八畳間に川の字に布団を敷いて、中で横になったお涼が言った。二階にはもちろん窓があり、明かり障子越しの頼りない月明かりが忍び込む。

「二人とも今日は遠くからかい?」
 涼風・・いいや、お涼の声に対して闇の中で身をずらし、女郎花・・いいや、お雪が先に言う。風呂に入って女三人、ともに髪を降ろして後ろにまとめて横になった。
「あたしは紀州の出だけれど、もともと深川に潜んでいたからね、すぐそこだよ」
 次に白狐・・いいや、お菊が、上を向いて寝たまま言った。
「さっきも言ったが相模の風魔さ、もとより遠くはないからね。そう言う姉様はどうなんだい? 九紋流は加賀のはずだが?」
 大柄なお涼は二十九で、この中では年長だった。お菊二十八、お雪は二十六と若かった。
 お涼が言った。
「大阪だよ、よく歩いた。九紋とは字のごときで、九つの一族が束ねられた忍びでね、それぞれ諸国に散っていた。あたしら一族は尾張だったが、関ヶ原のちょっと前からおかしくなった。豊臣方徳川方と寝返りが相次ぐ中で我らは方々に潜んでいた。身を引かねば九紋同士で斬り合うことにもなりかねない。ゆえに散り散り。あたしは大阪の片隅に潜んでいた」

「ふうん、そうなのか・・揉んでやろうか?」
 お涼は意外だった。まさか白狐からそれを聞こうとは思わない。白狐は、お涼ほではなかったが背は高く、一見して気が強そうな女であった。一方のお雪は五人の中では背が低く、愛らしい童顔で乳房も大きく、やさしそうに見えるのだったが・・。
 お涼が笑う。
「いいよ、そんな」
「仲間じゃないか。お近づきのしるしにと思っただけさ」
「うむ・・ありがとね、お菊」
「ふふん、お菊か・・なんだか忘れた名前だなぁ」
 しばし静かだったお涼だったが、布団をめくりながら言う。
「じゃあ少し甘えてみるよ」

「え・・」

 お菊とお雪がほぼ同時に声を上げた。布団をめくったお涼は寝間着の帯を解いてしまい、脱ぎ去って全裸となった。
 素裸でうつ伏せとなるお涼。体が大きい分、乳房も豊かで逞しい。
 それぞれ枕元に匕首(あいくち)を置いているとは言え、これほど無防備な姿もない。信頼の証であった。
「じゃあ、あたしも。揉んであげるねっ、うくくっ」
 全裸のお涼の左右から青鈍色(あおにびいろ=青みがかった濃い灰色)の寝間着姿の二人の女が寄り添って、お菊は足先から、お雪は首筋から、浅黒いお涼の肌に手を触れた。

 お菊が言った。
「綺麗な肌だけど肩にも背にも傷があるね」
 そっとなぞる、お菊。
「斬られたんだよ」
「あたしにもあるよ、背中に」
「そうかい」
「槍が浅くかすったのさ。相手は男、死ぬかと思った」
「・・うん」
 そのとき、お雪が背中を揉みさすりながら言うのだった。
「そこいくとあたしは・・ほら、女陰(ほと=女性器)働きは色仕掛け、傷ができてはできないからね。仲間に守られていたからさ」
「うん」
「けどそれで、あたしを逃がすために仲間のくノ一が死んでいったよ」
 お涼が言った。
「くノ一なんて明日をも知れない身の上さ。正直言って忍びの世じゃなくなって嬉しかったね。一門一族は散り散りだけど、それぞれ人として生きて行ける」
 お菊が言った。
「そうだね。風魔なんてまさにそう・・ふんっ、山賊野盗に身をやつす者まで現れる始末だよ。抜けられてよかった。こうして仲間もできたことだし」

 言いながらお菊の手が足先から這い上がり、腿の裏まで来たときに、お雪の手は逆に下がって腰へ来ていた。
 お涼は裸身をずらして仰向けに寝直した。豊かな乳房はふわりとひろがり、肌に触れられたことで大きな乳首が乳輪ごとすぼまって勃っている。浅黒いが伸びやかな女の裸。すぼまった腰の下にすべやかな腹があり、その下腹に黒々と女体飾りが密生して性の谷のはじまるあたりを隠していた。
「ありがとね二人とも、心地よかったよ・・おいでな」
 お涼は両手をひろげて二人を誘う。大きな女だ。さながら男に寄り添うようになる。

「うん・・ふふふ」
 お雪は脱いだ。抜けるように白い肌が、なにしろ若い。
 性を武器としたお雪には普通のことでも、お菊はちょっと戸惑った。女同士で肌を合わせるなど考えたこともない。
「お菊もだよ脱ぎな。抱き合って寝よう」
「・・うん・・けど恥ずかしいよ」
「いまこのときを生きている。お菊はさっき死に場所を探しに来たと言ったけど、あたしだって似たようなもの。くノ一なんてそんなもんだよ。あたしは見た目がこうだから強いようだが皆に出会えて嬉しいのさ、ずっと独りだったから」
 お菊が言った。
「それはそうだ・・あたしも嬉しい・・どうやら生きていられそうだし・・」
 お雪が言った。
「・・あたしだって」

 お菊は鍛えられて締まった体、お雪はふわりと柔らかく乳房も張ってやさしい体。何をするでもなかった。ただ素裸で三人抱き合い、互いに生きる実感を想いながら目を閉じた。

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