快感小説

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レズ小説 デルタ(十話)

十話~独り語り


 エッセイストMISUZUの正体について、書いてみようね。
 
 壊れてみたい願望がありました。壊れてしまう。
 こっぱみじんよ。ちょっとは綺麗なつもりの私の自我が
 跡形もなく壊されていくんです。これは妄想。
 ゲンジツない。ゼッタイないし、あってはならない淫ら夢。
 作風が変わったなんて思わないでね。しつこいようですが
 これって妄想。ヘンタイ的な妄想に濡らす私ですから。

 相手が男じゃダメなのよ。男だと私は女になりたがる。
 怖い人は女です。女ですが、そこらの人ではムリらしい。
 私が育てた淫婦たち。そこへ導いてあげたと言うべきか、
 苦しさのすべてを取り除いてあげた、私が育てた女たち。
 女たちはこう思うわ。解放してくれたのは、MISUZU。
 でもきっと、こうも思うはずでしょう。
 『よくも私を淫乱にしてくれたわ、何よ!』
 愛憎と言いますが、女の愛と女の憎の両方を私に向ける。

 もう逃げられない。私が育てた素敵な女たちに壊される。
 そのとき私はきっと可愛く、でもだから残酷はエンドレス。
 こっぱみじんに壊されてく。露出のような女性美であっても
 いいでしょうし、マゾのような甘美な悲鳴でもかまわない。

 私だけがヌード。それも縄がけされて濡れる花園に縄が
 食い込み、鳥肌の立つ乳房を震わせて、お外で調教。
 シューチだわ。歩けなくて立ち止まると、お尻に鞭がピシ。
 私が育て、サナギから羽化するように見事に羽ばたく女たち。
 慕ってくれて飛び去ろうとはしませんし、導かれて淫婦へ
 堕ちた・・堕とされたことへの恨みははかりしれない。
 私にとって恐怖な毒蝶が、鞭を手にして追い立てるのよ。

 鞭痕が消えないようなひどい責めはされません。それは、
 女たちは私を愛してくれてるからよ。ですけど、だから
 責め手はやまず、悪魔的なピークの淵へと追い詰められる。

 オモチャを渡され・・それはゴムの男性だったり、モーター
 仕掛けの、もっと怖いオモチャだったりしますけど・・。
 泣いたって許してくれない。目眩がし、瞼に流れ星が
 舞い散って、あうあうと赤ちゃん言葉を話すように、私には
 際限ない錯乱が与えられる。もがく。のたうつ。それでも
 私は握り締めたオモチャを使って私自身を追い詰める。

 ちょっとでも逆らえば、やさしいけれど鞭が来る。鞭より怖い
 言葉が聞こえる。『捨てるわよ。もうかまってあげないからね』
 私は泣いて泣いてイヤイヤします。壊されて、捨てられて
 しまうなら、私は狂ってしまうでしょう。壊れた私はもう元には
 戻せない。私は性奴隷の運命を受け取って、その中で
 煌めくしか輝けない。縄や鞭や、あらゆる淫具、あらゆる責めを
 与えられ、二度ともう私からは求めずに、自分勝手に苦しまず、
 与えられる苦悶の中で安らかに生きていく・・だって、
 女の恨みは怖いものよ。許されることがないのですから。

 ああ、そんな・・排泄まで強制されるの? 笑われて・・私は泣く。

 よく耐えたね、よくやったわ・・そう褒められて、そのとき私は、
 心が昇天し、ふわふわと全裸が浮いて・・気を失う。
 どう? MISUZUってヘンですか? 
 ねえ、どうしてそう思う?

 だってそうでしょ、それってあくまで妄想なのです。ゲンジツない
 私のセックス。セックスぐらい好き勝手でいいんじゃない。

 ああイヤよ壊れちゃう・・ねえ・・ねえ壊れちゃう・・壊れていい?


 公開するのかしないのか、昨夜のうちにメールで舞い込んだ美鈴の言葉を、麻紗美は留美の部屋で読んでいた。麻紗美も全裸、留美も全裸で、留美の尻には、できたばかりの鞭痕がうっすらと。
 麻紗美の腕の中で留美は言う。
「・・憎いもん」
「え?」
「美鈴さんです、あたしをこんなにしてくれた・・許せない」
 麻紗美は、いまのいままで痛がって振り立てていた留美の尻を撫でながら、ちょっと笑った。美鈴は妄想だと書いているが、あのとき貸別荘での出来事をそのまま書いたエッセイだった。美鈴のマゾヒズムが覚醒した二泊だった。
 麻紗美が言った。
「それを言うなら私だってよ。美鈴に夢中・・留美にも夢中・・エッチな私にされちゃった」
 留美は溶けた眸で甘え、麻紗美の乳首をそっと含み、けれども鋭い犬歯でカリッと噛んだ。
「あぅ!」
 麻紗美は硬直してブルルと震え、鳥肌がザーッとひろがる。
「ふふふ、痛い痛い・・でも感じる・・」
 麻紗美は、乳首から離れた留美の口許へ、ふたたび乳首を寄せながら言った。
「そうなのよね・・何をされてもイキそうだから」
「あたしも。お姉様のこと好き・・美鈴さんのことも好き・・」

「三人揃ってマゾっぽいこと・・」
 麻紗美は微笑み、全裸の留美を抱きくるむ。
 留美が言った。
「女はそうです・・ステキに壊れていけるなら幸せだもん」
「ステキかしらね、それって?」
「ステキですよー・・あのとき、ほら・・」
「別荘で?」
「そう別荘で。恐ろしいディルドを持たされ、あたしたちに笑われながら、泣いて泣いて自分を犯して果てていった美鈴さん」
「そうね・・白目を剥いて・・女性美なんて捨て去って・・」
「ケダモノでしたね・・だらしなく失禁しちゃって・・」
「だけどその後、目覚めた美鈴は赤ちゃんみたいに可愛かった。十歳違う私にベタベタしちゃって・・妹みたいに」
「二十も違うあたしなのに娘みたいに甘えてた。苦しかったんだろうなって・・可哀想になっちゃって・・だからまた泣かせてあげた・・」
「浣腸よね?」
「そうそう。嫌がって身悶えして、でもあたしが言うとアナルを向けたわ」
「捨てるよって?」
「いちばん怖い言葉だもん・・『捨てるよ。もうかまってあげないからね』って」

 そして留美は言うのだった。
「あたしはそれでしくじったんです」
「彼のこと?」
 留美は、麻紗美の乳首の周りを指先でなぞりながら、目を伏せて悲しげに言う。
「あたしって、こう見えても男性にはSっぽいの・・拗ねはじめると手がつけられない。言うことなんてきいてやらない。一筋縄でいかない・・残酷に放置した」
「男は孤独に弱いから」
「それがわかってて面白がって知らんぷり。何をしたって追いかけてくれると思ってましたし」
「でも捨てられた?」
「振り向いてくれなくなって・・さぞ苦しかったんだろうとわかってて・・それでも素直なあたしに戻れなかった。失ってはじめて自分のしたことがどういうことかがわかったわ。彼の心を壊してしまった。あたしの方が壊れたってつないでおきたい彼の心だったのに・・」
 あのときのシーンを麻紗美は思う。留美がイチジクを手にしたときの美鈴の姿。
「捨てるよ! もうかまってあげないからね!」
 見る間に美鈴に涙が浮いた。お尻を向けて震えていた。美鈴の気持ちはよくわかる。私だって、そんなことを言われたら壊れることを覚悟する・・と麻紗美は思う。

「あぅ!」
「ふふふ、ほうら・・痛いのに声が甘い・・」
 またしても乳首を噛まれ、でもその後、舐められて吸われると、麻紗美の全裸にふたたび甘美な震えがくる。
 麻紗美は仰向けに寝て留美に委ねながら、虚空を見て言う。
「その彼と結婚するって思ってたんだ?」
「ううん、ぜーんぜん。それはない」
 麻紗美は覆い被さる留美の眸を下から見上げた。ギラギラしていてサディスティックに煌めいていた。
「そのときまだ二十一よ。いまでもたいして変わらないけど、結婚を考えだす前の彼だからピュアでいたい・・虐めてやって、苦しむ彼の姿が快感だった・・それでも彼は求めてくれると思ってたのに・・」
 麻紗美の乳房を揉み上げて、乳首を含んで舌先で弾くように舐める留美。
 息の声で喘ぎながら麻紗美は言った。
「あたしにもあるわ、そういうの・・旦那に対して。馬鹿みたいに真面目ですから、面白がって虐めてみたり・・」
 留美の吐息は熱かった。据わる眸で麻紗美を見つめ、キスをせがみながらデルタの淵へと手が降りたとき、部屋のドアがノックされた。
 二人とも目を丸くして息を潜める。

 ふたたびノック。ノックがこの部屋だと確かめる。
 留美は全裸にロングT。ドアに立った。
「はい?」
「私よ」
「美鈴さん・・はいっ、いま開けます」
 嬉しそうな留美の声が響いていた。
「はいケーキ、一緒に食べよっ」
「わぁぁ嬉しいなぁ・・入って入って、麻紗美さんもいるのよ。でもお店は?」
「閉めちゃったの、冷蔵庫が壊れちゃって」
「ありゃりゃ・・冷蔵庫が?」
「明日じゃないと業者が来ない」

 このとき麻紗美はタオルケットにくるまって全裸のまま。美鈴はホワイトジーンにジャケットというラフなスタイル。背を押されて美鈴が覗いたとき、麻紗美は一目で美鈴の恐怖を見抜いていた。
 視線に探りの色が潜んでいる。美鈴の方から訪ねて来るのははじめてのこと。呼ぶのはよくても訪ねることには躊躇する。こうして突然やって来て、拒まれるのが怖いからだ。若い留美と、まだまだ若い麻紗美との関係に、四十二歳の私なんて邪魔なのでは・・と考えているに違いない。女心は想像できた。

 貸別荘での出来事から四日。今日は麻紗美が休みで留美はズル。昼食から一緒にいた二人だった。時刻は昼の二時を過ぎたところ・・。
 美鈴から可愛らしく包まれたケーキの小箱を受け取って、留美は麻紗美にウインクした。ことさら意地悪に笑う留美の黒目がヌラヌラ煌めく。
「ほらケーキだって。可愛い奴隷ちゃんが虐めて欲しくて持ってきてくれたもの・・ふふふ、そうよね、奴隷のベルちゃん・・くくくっ」
 桜色だった美鈴の頬が白くなり、ラビア濡れを物語るように唇がふるふると震えだす。

 そうやって言葉で嬲りながら留美はロングTを脱ぎ去った。麻紗美もタオルケットをはだけてしまい全裸を晒す。
 美鈴の息が激しく乱れ、けれども美鈴はひた隠して息を詰める。
「お脱ぎ、ベル!」
 と留美は言い放ち、美鈴をビクリとさせておき、一瞬後にぱぁっと笑って美鈴にすがった。
「なんてね・・ウソですよ。嬉しいなぁ・・待っても待っても来てくれないし、ほんと言うと寂しかったの」
 着衣のまま美鈴は全裸の留美を抱き締めて、渇かない留美のデルタへ手をさしのべてまさぐった。
「あぁン・・嬉しい」
 美鈴の眸がキラキラ七色に煌めいて、留美の肩越しに麻紗美を見つめてちょっと笑う。

 美鈴の心は泣いていると麻紗美は思った。

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