快感小説

指だけじゃ飽きたらなくて

 主人との相性はいい方です。結婚して三年ほど。いまだに
週に二度三度は溶けている。細かい諍いは夫婦にはつきもの
ですが性的には満たされていましたね。

 私は深沢史子(あやこ)、三十二歳。去年までジャズダンスの
インストラクターをやっていましたが、足に剥離骨折が見つかって、
それをいいきっかけに、いまでは専業主婦におさまっている。
あの人とは五つ歳が違い、中堅機械メーカーの営業部で課長に
昇進したこともあって、暮らしには困りません。

 でも、たった一つだけ、あの人に言えない秘密がありました。
知り合って一年付き合い結ばれた。つまり四年経っても子供が
できない。学生の頃、私は男にしくじって赤ちゃんを堕ろしている。
子宮が傷つき、できにくくなるでしょうとは言われていました。
彼には言えない過去なんです。
 だけど私たちは幸せです。彼はやさしく強い人。すがりついて
いられますから。

 そんな主人が会社の仲間内でバードウオッチングをはじめました。
三脚に据えて見る倍率の高い望遠鏡を先輩に譲ってもらったのです。
 でもその中に、私の人生が狂いはじめる映像を見たのです…。

「もう、邪魔っけなんだから」
 マンションの九階に住んでいました。東京もここまで郊外になると
バルコニーからだってそこそこの野鳥は観察できる。中古でもかなり
する望遠鏡を買ったばかりで嬉しいのでしょう、バルコニーへの
サッシの前に置きっぱなしになっている。三脚ぐらいはたたんでよと
言うのですが、いつの間にか望遠鏡の置き場になってしまっていた。

 梅雨入り前の夏のような一日です。空は真っ青。主人を送り出した
私は、まず先に洗濯をしてしまう。太陽はほとんど真上。厚手のタオル
ケットでも二、三時間で乾くでしょう。洗濯機を回す間、私はなにげに
望遠鏡を覗いてみた。それが人生の転機になるとも知らずにです。

「どれどれ…ふーん、結構すごいわ、よく見える」

 少し先に多摩川が流れています。倍率は百二十倍ほどあるらしく、
肉眼ではゴミみたいな人間がかなり引き寄せられて顔まで見える。
けれど私には鳥なんて興味はなくて、ただ何となく、見慣れた景色が
どう見えるのかを確かめてみたかった。
 それで三脚の上に据えられた望遠鏡を右に左に振ってみた。
 それだけのことでした。

 ウチからだと斜め左の川沿いに同じようなマンションが建ってます。
十四階建て。まあまあ大きなマンションですが、そこはウチと双子の
マンション。一年早く向こうができて、ウチはその後ということです。
 向こうはリバーサイドブルー。ウチはリバーサイドグリーン。
同じマンション会社が二つを対に計画したマンションなのです。
土地の都合でウチは南西に向いていて、向こうは南東に向いている。
 だから南側のバルコニーがやや見合う感じになってしまうのですが、
肉眼では距離があるから気にならない。

 ふと、覗くつもりもなかったけれどレンズを向けてしまったのです。

 胸が潰れそうになりました。向こうの九階のバルコーに面したリビング
に青と赤のストライプのビーチベッドが置かれてあって、サッシが開け
放たれているんです。同じ九階なのですが地形の関係らしくって、
こっちが高くて向こうが低い。つまり向こうのバルコニーのフェンスが
目隠しになってくれません。
 東南向きの向こうは朝日、南西向きのこちらは日陰で向こうからは
見えないはず。

 全裸の女性がベッドにいます。眩しいのか黒いサングラスで目は
見えない。白くて美しい裸の姿で寝そべって…いいえ、ややこちらに
脚を向け…ベッドに片足を上げてしまってオナニーしている。
 それも右手にゴムの器具を握ってです。ディルドだわ。

「うそ…わぁぁ…」

 マンションは川よりずっと近くにあって、顔どころか、開ききった
いやらしいところがすべて見える。白い女体に黒々と陰毛が密生して
いて、その中心をめがけてズボズボとゴムを突き立て、体をアーチに
反り返らせてよがっている。
 太くてピンク色したゴムを抜いたとき、アナルまでが見えるのです。

 そして彼女が体を起こしたときでした。Cサイズほどの綺麗な乳房の
先にステンレスの洗濯バサミ。両方の乳首を挟んでいて、自分で乳房
を握って乳首を振り回し、歯を剥き出しに痛みに耐えて、それからまた
ベッドに倒れてゴムのペニスを突き立てる。
 唇を噛んでいて声を殺しているのがわかります。
 調教されてる? いいえ、他に動く影はありません。 
 露出オナニー。それもSMチックな妄想オナニー。
 私は胸がドキドキしちゃって息をするのも苦しいぐらい。

「はぁぁ…ぅ…あはぁぁぁ!」

 息を止めて苦しくなってゼイゼイ吸う。レンズの中で、彼女は仰向け
にベッドに寝ていて、乳首の洗濯バサミを外してしまい、自ら痛い乳首
をツネりあげて裸身を反らし、そのままがっくり動かなくなりました。

「ああ、うそよ…朝から何よ、ヘンな気分になっちゃうじゃない」

 私は、そのとき穿いていたミニスカの上から手を入れてパンティの
底を探ってみました。
「嫌だ…」
 時間にすれば十分か、それぐらい。なのに私は、閉じたラビアを
開いてやるだけでそのまま指を飲み込むぐらい、ヌラヌラに濡らして
しまっていたのです。

 時刻はそれでも九時過ぎでした。

ピックアップ!


ウェブマスターはこちら リアル素人CLUB-XXX リアル素人CLUB-XXX

ここはハード性小説

SM~FEMDOM、レズと
官能小説らしい物語を集めてく。
新刊案内

レズ官能小説の二編集
自虐オナニー~レズ
●指だけじゃ飽きたらなくて
レズSM(露出)
●同名小説


好評シリーズ、発売開始!
官能ホラー
闇刈いわく堂シリーズ特別編
『白湯鬼さん』


~飾られる女たち~
インテリアドール紫織編
若く美しい性人形の日々へ


~飾られる女たち~
インテリアドール芙美子編
しっとり落ち着いた大人のSM

登録サイト





スペシャルリンク















ブロとも一覧

SM~猟奇の性書~官能

~ 艶 月 ~   
テキストリンク
アクセスランキング
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる